大人気ゲームを原作に、アニメの世界観を舞台化し話題を呼んだ超歌劇(ウルトラミュージカル)『幕末Rock』。2014年に初演されて以降、再演を重ね、2016年には『黒船来航』と題して、京都と東京で公演を行った。その公演の模様を収めたBlu-ray&DVDも発売。2017年3月11日(土)には、東京都内でBlu-ray&DVD発売記念イベントが開催され、良知真次、糸川耀士郎、輝馬、佐々木喜英、吉岡佑、Kimeru、司会として山岸拓生が登壇した。
『黒船来航』では、ロック修行の旅へと出ていた坂本龍馬が久しぶりに江戸に戻ると、勝海舟から「雷舞で、ペリー・ジュニアに勝って欲しい」と告げられる。龍馬、高杉晋作、桂小五郎は、超魂(ウルトラソウル)の誇りを胸に戦いを決意。雷舞当日、新撰組の土方歳三、沖田総司とも再会を果たした龍馬たちは、超魂團(ウルトラソウルズ)はジュニアに戦いを挑む物語が描かれた。坂本龍馬を良知、高杉晋作を糸川、土方歳三を輝馬、沖田総司を佐々木、井伊直弼を吉岡、徳川慶喜をKimeruが務めている(山岸拓生はお登勢役を演じた)。
この日のイベントでは、登壇者たちによるトークや観客からの質問に答える「質問タイム」のほか、三津谷亮、岩崎大、兼崎健太郎からのビデオメッセージが流れたり、登壇者全員で「絶頂SPIRAL」を熱唱したりと、ファンにとってはたまらない時間となった。
トークでは、舞台の裏話も多数明かされた。まず、『黒船来航』からの出演となった糸川が「この作品から参加して、最初、馴染めなかったというか・・・どう入っていいか分からなかったんです。でも、そんな時、輝馬先輩が、ご飯に連れて行ってくれました!」と明かすと、当の輝馬は「でも(糸川は)飲んでも全然変わらないの!全然話せなくて、(良知にその場で)電話して『話せない、どうしよう』って(笑)」と相談したそうで、いベントでも糸川の人見知りっぷりをいじりまくり。
良知からは「黒船が舞台上で壊れた」という驚きのエピソードも。その際、良知は「まさか壊れるとは思っていなかったから、とにかく直して、(舞台から)帰らないとって・・・」と支えながら舞台上からハケたという。さらに、輝馬は「刀を忘れて(舞台上で出てしまった)。刀で斬らなきゃいけないシーンなのに『あれ?刀がない?』って(笑)。とりあえずドヤ顔で一回ハケて、刀を持って再登場しました」と告白し、会場を笑わせた。
またこの日、11月~12月にかけて東京と大阪で雷舞(ライブ)が開催されることも発表された。出演者は、この日の登壇者に三津谷亮、岩崎大、兼崎健太郎を加えた10名。良知は「初演の時から、雷舞をやって欲しい!とていう声はずっといただいていました。皆さんが愛してくださって、本当に雷舞ができることが嬉しいです」と喜び、「何が起こるかは全然分からないよ!」と期待をもたせた。公演の詳細が届き次第お届けする。
超歌劇『幕末Rock』黒船来航のBlu-ray&DVD(Blu-ray 9,800円+税、DVD 8,800円+税)は、マーベラスより発売中。詳細は、以下のとおり。
◆超歌劇『幕末Rock』黒船来航Blu-ray&DVD
【発売日】2016年12月21日(水)
【価格】Blu-ray 9,800円+税、DVD 8,800円+税
【収録分数】260分
【商品仕様】2枚組/Disc1本編、Disc2特典映像(バックステージ映像ほか)
【封入特典】ブックレット
【品番】Blu-ray:GNXA-7309 / DVD:GNBA-8069
【発売元】株式会社マーベラス
【販売元】NBCユニバーサル・エンターテインメント
(C)2014 Marvelous Inc./幕末Rock製作委員会
(C)2014 Marvelous Inc./超歌劇『幕末Rock』製作委員会
(取材・文・撮影/嶋田真己)