早くも2024年の半分が終わりかけている6月末。今月も魅力的な舞台・ミュージカルが開幕しました。『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』やミュージカル『GIRLFRIEND』、舞台『ウーマン・イン・ブラック』、『カリスマ de ステージ』新作など、多彩な作品が各所で上演中です。7月も上演が続いている作品があるので、まだ見てない方に向け、参考になればとレポート記事、ゲネプロ動画などをまとめてみました。ぜひチェックしてみてください!
ミュージカル『GIRLFRIEND』
東京・シアタークリエで上演中のミュージカル『GIRLFRIEND』は、アメリカのシンガーソングライター、マシュー・スウィートの代表的なCDアルバム「GIRLFRIEND」をベースに、 二人の青年の甘酸っぱい「恋愛」を描いたポップでロックなミュージカル。ウィル役で高橋健介さん・島太星さん・井澤巧麻さん、マイク役で萩谷慧悟さん・吉高志音さん・木原瑠生さんが出演しています。
基本的に高橋さん&萩谷さん、島さん&吉高さん、井澤さん&木原さんというペアで上演されており、組み合わせによって、作品の見え方が全然違って見えるのが魅力的です! 本作は、7月3日(水)まで東京・シアタークリエで上演されます。
『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』
東京・帝国劇場にて上演中の『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』。昨年夏に日本初演を迎え、演劇界を真っ赤な世界に染め上げた本作ですが、それから1年、早くも迎えた再演も盛り上がっています。
本作の舞台は1899年、パリの魅惑的なナイトクラブ、ムーラン・ルージュで、作家を目指してパリに出てきたばかりのクリスチャンとクラブの花形スターであり高級娼婦のサティーンが出会ったことから物語が始まります。
豪華絢爛なセットと濃厚な愛の物語を、望海風斗さん・ 平原綾香さん、井上芳雄さん・甲斐翔真さん、橋本さとしさん・松村雄基さん、伊礼彼方さん・Kさんが見事に描き出しています。
『ウーマン・イン・ブラック』
東京・PARCO劇場で、向井理さん・勝村政信んの二人が出演する舞台、パルコ・プロデュース2024『ウーマン・イン・ブラック~黒い服の女~』が上演中です。本作は世界40ヶ国以上で上演され、日本でも9年ぶり8度目の上演となる人気作。
舞台演劇であることを最大限に利用した本作。観客に与えられる視覚情報は限定的で、いま何が起こっているのか? それを理解するために、観る者は自己の想像力を働かせざるをえません。英国発ゴシック・ホラーの決定版とも名高い作品です。
『カリスマ de ステージ』~おかえり!カリスマハウス~
超人的シェアハウスストーリー『カリスマ』の舞台化第2弾、『カリスマ de ステージ』~おかえり!カリスマハウス~が品川プリンスホテル ステラボールで上演中です。
『カリスマ』は、『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』の開発・運営を手がけるEVIL LINE RECORDSと株式会社Dazedによる、YouTubeのドラマ配信をメインとした二次元キャラクタープロジェクト。凡人は入居不可の「カリスマハウス」を舞台に、個性豊かな七人のカリスマたちの共同生活を描いています。
約1年前に、キャストたちのハマりっぷりが大きな話題となった本作。今回は、日替わりでカリスマなゲストも登場するようで…?
2024年版ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』
こちらは5月より全国各地で上演中のミュージカル『ロミオ&ジュリエット』。7月に大阪公演も控えているので、併せてご紹介したいと思います。
ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』は、2001年にフランスで生まれ、世界20カ国以上で600万人以上を動員したメガヒット作品で、日本では小池修一郎さん演出により2010年に宝塚歌劇団によって初演。その大反響を追い風に、2011年に新たに誕生したのが、シェイクスピアの名作を原作としながら、オリジナルの設定を加え、物語に奥行きをもたらした、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』<日本オリジナルバージョン>です。
2024年版でロミオ役を務めるのは小関裕太さんと岡宮来夢さん、そしてジュリエット役は吉柳咲良さんと奥田いろはさんがそれぞれWキャストで演じる。さらに、ベンヴォーリオ役を内海啓貴さんと石川凌雅さん、マーキューシオ役を伊藤あさひさんと笹森裕貴さん、ティボルト役を太田基裕さんと水田航生さんといずれも魅力的で将来有望なキャストが集結しています!
(文・エンタステージ編集部3号)