魂を揺さぶる爆音だぜよ!超歌劇『幕末Rock』絶叫!熱狂!雷舞、東京公演スタート

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超歌劇(ウルトラミュージカル)『幕末Rock』絶叫!熱狂!雷舞(クライマックスライブ)の東京公演が、2017年11月29日(水)にAiiA 2.5 Theater Tokyoにてスタートした。『幕末Rock』は、2014年2月にリリースされたゲームを皮切りに、アニメ化などメディアミックス展開されてきた人気コンテンツで、これまでに3作(再演含む)を上演。今回は、シリーズ最終章にして待望の雷舞(ライブ)公演となっている。

東京公演の初日前には、公開ゲネプロと囲み会見が行われ、坂本龍馬役の良知真次、高杉晋作役の糸川耀士郎、桂小五郎役の三津谷亮、土方歳三役の輝馬、沖田総司役の佐々木喜英が登壇。公演にかける意気込みを語った。

超歌劇『幕末Rock』絶叫!熱狂!雷舞_東京公演舞台写真2

先んじて行われた大阪公演について、シリーズを通して主演を務めてきた良知は「初演から、お客様と一緒に歌いながら、踊りながら、ペンライトを振りながら、この超歌劇(ウルトラミュージカル)を作ってきました。今回は稽古というより、リハーサルをやってきたんですが、リハーサル室では生まれないものを、大阪の劇場でお客様に反応をいただいたことで感じ、改めて雷舞が始まったんだと実感しました」と振り返る。

さらに「初演、再演、続編と重ねてきていろいろ変わったんですが・・・皆の顔もずいぶん変わったなと」とつぶやくと、続編から参加の糸川と三津谷が「そうなんですよね!」「身長も小さくなりましたよね!」と次々と食いつく。改めて「僕たち、続編からの参加でございます!」とツッコむ三津谷に、笑いが止まらない良知。座組みの仲の良さを感じさせた。

超歌劇『幕末Rock』絶叫!熱狂!雷舞_東京公演舞台写真3

ひとしきりわちゃわちゃした後、糸川は「初演から出演しているキャストの皆さんに負けないぐらい、続編から参加した僕たちも、強い気持ちを込めて演じています。クライマックスということでさみしい思いもありますが、僕がこれまで吸収できたことのすべてを、このライブで出し切りたいなと思います」と意気込んだ。

超歌劇『幕末Rock』絶叫!熱狂!雷舞_東京公演舞台写真4

三津谷が話だそうとすると、良知がうっかり咳き込む。その様子に「うぉおおい!・・・座長においって言っちゃったよ(笑)!」と慌てながら、「こんな感じで、シナリオ通りにいかない、何が起こるか分からないのが、ライブだなと実感しました」とコメントしつつ、「リハーサルの時、僕と晋作の長州組はめちゃくちゃスベり倒していたんですけど、(本番では)お客様があたたかい笑顔で支えてくださって、僕たちは皆さんがいないと成立しない二人組なんだなと改めて思いました。大阪ではお客様の力をたくさんお借りしたので、東京では、自分たち発信で、心の底から笑っていただけたらと!脱衣(パージ)できるぐらい、皆さんの腹筋割ります!楽しみにしていてください」とアピール。

超歌劇『幕末Rock』絶叫!熱狂!雷舞_東京公演舞台写真5

輝馬は「いい意味で台詞が少ないんですが、その変わりに曲数が20曲以上あります。役者というよりアーティストのように、僕らのその場の気持ちとテンションで成立するもので、全部観ても同じと思わせない作品になっていると思います」と歌われる楽曲の多さに触れた上で、「初演からやらせていただいてきましたが、土方歳三が輝馬で良かったと思い続けていただけるよう、一生懸命がんばります」と作品への思いを語った。

超歌劇『幕末Rock』絶叫!熱狂!雷舞_東京公演舞台写真6

同じく、初演から出演している佐々木も「3年前の初演から、この作品に出るからには絶対に雷舞をやりたいと思っていました。それが、4作目で叶ってとても嬉しいです。また、いろんな2.5次元作品に出させていただいてきた中で、一つの役をシリーズの最後まで演じることが僕にとって初めてのことになります。その役が沖田で良かった、その作品が『幕末Rock』で良かったと思います」と作品と役への思い入れたっぷり。

超歌劇『幕末Rock』絶叫!熱狂!雷舞_東京公演舞台写真9

また、今回の雷舞では、セットリストが二つ用意され、さらに日替わり要素も加えられている。そのことについて、良知は「残念なのは、一回だけではすべてを観ていただけないこと、嬉しいことは、全部を観たらすべてが分かること(笑)」と見どころに挙げた。

そして、最後に「初演の時から、キャスト皆が持っていた『雷舞をやりたい』という思いが3年後しに叶い、僕たちも楽しみながらやっています。初演から変わっている部分もありますが、変わっていないのは音楽の良さ、原作の良さ。そして、客席で楽しみに待っていてくださるお客様の気持ちです。2.5次元作品として『幕末Rock』をやってよかった、観に来てよかったと思っていただけるよう、千秋楽を飾りたいと思います」と良知。

さらに、三津谷も「この公演は、かなりの爆音となっております!もしかしたら、AiiA 2.5 Theater Tokyoの屋根が吹っ飛んで、野外ライブになるかもしれません。でも、傘とか必要ありません。一緒にオンザウェーブしていきましょう!」と呼びかけた。

超歌劇『幕末Rock』絶叫!熱狂!雷舞_東京公演舞台写真7

超歌劇『幕末Rock』絶叫!熱狂!雷舞_東京公演舞台写真8

開演前には、お登勢役の山岸拓生と勝海舟役の岩崎大が前説で、雷舞の楽しみ方をしっかりと教えてくれる。幕が上がれば、あとは音の渦!渦!渦!ヨシモトシンヤの作り上げた音響は、劇場空間をライブハウスさながらに染め上げた。ここまでズシンとくる爆音は“演劇”というジャンルでは耳にしたことがないかもしれない。そしてそれは、たまらなく気持ちがいい。

ステージも客席も、テンションが上がりっぱなし!「超魂團」(ウルトラソウルズ)の息の合ったコンビネーションに、ペリー・ジュニア(兼崎健太郎)、徳川慶喜(KIMERU)、蘇った井伊直弼(吉岡佑)も、負けじと熱を上げる。事前に募ったリクエストに応えるコーナーでは、選ばれた楽曲を意外な組み合わせで歌うシーンも・・・。魂、そして劇場をも揺さぶるパフォーマンスを、ぜひ劇場で。

超歌劇『幕末Rock』絶叫!熱狂!雷舞_東京公演舞台写真10

超歌劇『幕末Rock』絶叫!熱狂!雷舞の東京公演は、11月29日(水)から12月3日(日)まで東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて上演(休憩なし2時間10分を予定)。

なお、大千秋楽となる12月3日(日)の12:00公演(セットリストB)と、17:00公演(セットリストA)で、映像配信サービス「GYAO!」内特設ページ「ニゴステ(2.5次元ステージ)」にてLIVE配信されることも決定。
【ニゴステ(2.5次元ステージ)】https://gyao.yahoo.co.jp/special/25stage/

さらに、本公演の模様を収録したBlu-ray&DVDも2018年3月23日(金)に発売。詳細は、以下のとおり。

◆超歌劇『幕末Rock』絶叫!熱狂!雷舞Blu-ray&DVD
【発売日】2018年3月23日(金)
【価格】Blu-ray:9,800円+税、DVD:8,800円+税
【仕様】2枚組/DISC1:本編、DISC2:特典映像(バックステージ映像、ほか)

※岩崎大の「崎」は、「大」の部分が「立」が正式表記

(C)2014 Marvelous Inc./幕末Rock製作委員会
(C)2014 Marvelous Inc./超歌劇『幕末Rock』製作委員会

(取材・文・撮影/エンタステージ編集部)

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