ハリウッドの裏側をハードボイルドに描くドラマ『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』で主役を演じるリーヴ・シュレイバーが、ブロードウェイの舞台『危険な関係』に出演することが明らかとなった。米BROADWAY.COMが報じている。
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ピエール・コデルロス・ド・ラクロの原作を舞台化した本作は、1988年にグレン・クローズとジョン・マルコヴィッチ、ミシェル・ファイファー主演で映画化もされている。舞台はフランス革命前夜の18世紀フランス。贅の限りを尽くした貴族社会で快楽を追い求めていたメルトイユ侯爵夫人は、恋人であるバスティード伯爵が、若き娘セシルと結婚するという噂を耳にする。こうして夫人は、かつての愛人でドンファンとして名高いバルモン子爵を使って、セシルの純潔を奪おうとする・・・。
リーヴが扮するのはバルモン子爵で、メルトイユ侯爵夫人を演じるのは、コメディタッチの刑事ドラマ『バトル・クリーク 格差警察署』でグゼヴィッチ役を演じたジャネット・マクティア。彼女は、昨年ロンドンのウェストエンドで上演された本作にも同役で出演しており、ブロードウェイ版に続投する形となる。こちらには、『ダウントン・アビー』のメアリー・クローリー役で知られるミシェル・ドッカリーがマリアンヌ・ド・トゥールベル役で登板することになっていたが、私生活で不幸があり降板。彼女が、ブロードウェイ版に同役で出演することになるのか、他のキャスティングにも注目していきたい。
1993年に『In the Summer House』でブロードウェイデビューを飾ったリーヴは、2005年に『摩天楼を夢見て』の演技でトニー賞演劇部門主演男優賞に輝き、2007年には『Talk Radio』、2010年には『橋からの眺め』で同賞同部門にノミネートされている。
リーヴがジャネットと共演する『危険な関係』は、ブース・シアターにて10月8日(土)よりプレビュー公演がスタートし、10月30日(日)から開幕する本公演は2017年1月22日(日)まで上演される予定。