9月5日からロンドンのウェストエンドでプレビュー公演が始まった舞台『Photograph 51』で、主役を演じているニコール・キッドマン(『めぐりあう時間たち』)。本作で久しぶりに舞台作品に復帰した彼女が、「ウェストエンドの公演終了後は、ブロードウェイでも同じ役を演じたい」と語っていることがわかった。米BROADWAY.COMが報じている。
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『Photograph 51』の主人公は、世紀の発見をした女性研究者ロザリンド・フランクリン。DNAの二重らせん構造を、X線回析写真“フォトグラフ51”に収めたロザリンドだったが、同僚の男性学者たちに写真データを盗まれてしまう。歴史に残る大発見をしておきながらノーベル賞を受賞することなく、38歳という若さで卵巣ガンのため他界した、薄幸な彼女の人生が描かれる。
本作はニコールにとって、1999年に出演した『ブルールーム』以来の舞台復帰作となるため、インタビューで「ステージに戻るのが怖かった」とも語っている。「おそらく恐怖感で、ショック状態になっているみたいなの。でも、もし今やらなかったら、二度とやらないかもしれない。『さらに17年も待てないわ!』と思ったの」と、久々の舞台出演について気持ちを明かしている。
ニコールがローレンス・オリヴィエ賞の演劇部門主演女優賞にノミネートされた『ブルールーム』は、ロンドン公演後にブロードウェイへ舞台を移し、ニコールが続投している。本人も希望しているだけに、同様のパターンで『Photograph 51』も、ロンドンからブロードウェイへ舞台が移行する可能性が髙そうだ。ニコールが舞台復帰を果たした『Photograph 51』は、ノエル・カワード・シアターにて上演中で、9月14日(土)に開幕する本公演は11月21日(土)まで限定上演される。