A.B.C-Z河合郁人×橋本良亮がキスの予行練習?!衝撃の問題作『コインロッカー・ベイビーズ』制作発表

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1980年に発表され、センセーショナルなモチーフと過激な描写で若者たちの共感を呼び200万部以上を売り上げた村上龍の傑作小説「コインロッカー・ベイビーズ」が、36年の時を経て舞台化される。主演にはA.B.C-Zの橋本良亮と、同じくA.B.C-Z河合郁人を迎え、2016年6月24日(金)より東京・赤坂ACTシアターにて上演される。日4月12日(火)には都内で製作発表会見が行われ、主演の2人の他、昆夏実、シルビア・グラブ、脚本・演出の木村信司が登壇。それぞれの本作にかける熱い意気込みを語った。

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本作はコインロッカーに捨てられたハシ(橋本)とキク(河合)が“生きるための音”を求めて破壊(事件)を繰り返す、刺激的な内容となっている。会見では、まず主演の橋本、河合の2人に出演が決定した時の心境が尋ねられ、橋本は「仕事が決まった喜び、同じグループの河合くんと共演できる喜び、『コインロッカー・ベイビーズ』という大作に出演できる喜びと、とにかく嬉しかった」と語り、河合は「僕の周りにも原作好きが多く、楽しみだけど怖い部分もあります・・・」と素直な気持ちを明かした。

『コイン・ロッカーベイビーズ』製作記者会見_2

巨大なワニ“ガリバー”と暮らす不思議な少女・アネモネを演じる昆は、自分の役柄について「アネモネの可愛さとキクとの繊細な恋を河合さんやカンパニーの皆さんと作っていきたい」と語ると、河合は「お互い人見知りだから、稽古場では一言も喋らないかも(笑)」と会場の笑いを誘った。

また、ハシと結婚する運命をたどるニヴァを演じるシルビアは役に対する意気込みを聞かれ「母性たっぷり、みなさんを包み込むように頑張ります(笑)」と、貫禄ある存在感を示した。

『コイン・ロッカーベイビーズ』製作記者会見_3

「できるなら公演ではなく、事件でありたい」と語気を強めた脚本・演出の木村は、本作の上演が2001年から15年かけた企画であることを明かし、原作者の村上龍から「是非、早く実現してほしい」と熱い要望があったことを打ち明けた。

キク(河合)とアネモネ(昆)のキスシーンや、ハシ(橋本良亮)が全裸になるシーンなど過激な見せ場も多い本作。会見途中、キスシーンに話題が移ると「WAHAHA本舗の梅垣義明さんとのラップ越しのキスシーンしか経験がない」と暴露した河合と、同性愛者であるハシを演じる橋本が何故かキスシーンの予行練習をする流れに・・・。

「ええ?!」と流れが呑み込めない河合に対し、「俺は本当にやりたくない!」と拒みながらも立ち上がりやる気の姿勢を見せる橋本。二人の対照的な様子に会場は笑いに包まれ、「せっかくやるんだから大きく(写真を)載せてくださいよ!」と河合が報道陣を煽り、5秒間も熱烈なキスを披露した。

キス後、「橋本の唇は柔らかい」「河合は大人の唇」とお互いの感想を述べあうと、河合は「おかげで吹っ切れました。本番はもっと熱いキスシーンになります!」と宣言。会見から前代未聞の展開を見せた音楽舞台『コインロッカー・ベイビーズ』。原作に劣らないセンセーショナルな問題作になりそうだ。

『コイン・ロッカーベイビーズ』製作記者会見_4

音楽舞台『コインロッカー・ベイビーズ』は2016年6月4日(土)から6月19日(日)まで東京・赤坂ACTシアターにて上演。その後、福岡、広島、大阪にて公演が行われる。日程の詳細は、以下のとおり。

6月4日(土)~6月19日(日) 東京・赤坂ACTシアター
6月24日(金)・6月25日(土) 福岡・福岡市民会館
6月29日(水)広島・広島文化学園 HBGホール(旧厚生年金会館)
7月2日(土)・7月3日(日) 大阪・オリックス劇場

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