舞台『もののふ白き虎』安西慎太郎・横浜流星インタビュー!「2人で一生懸命に、真っすぐにぶつかっていきます!」

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幕末から明治維新にかけての激動の時代、故郷・会津を守るために少年たちは白虎隊となり運命を背負う…。史実をもとに、若き少年たちの儚い友情を描いた舞台『もののふ白き虎』。この作品で初共演する、安西慎太郎横浜流星が、作品への思い、意気込みを語った。

『もののふ白き虎』安西慎太郎・横浜流星

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――この作品に出演が決まったときの感想から聞かせてください。

安西:すごく嬉しかったです。

横浜:僕は、時代劇に出演するのが初めてなので、素直に嬉しかったです。

――時代劇はやってみたかったんですか?

横浜:やってみたかったです。戦国時代とか幕末にすごく興味があるので、楽しみです。

安西:僕も、楽しみです。一方で、白虎隊の史実に基づいてるということで、簡単な取り組みをしてはいけないなという気持ちもありますけれど、それでも面白い作品にして皆さんに楽しんでいただけたらって思います。

――「白虎隊」ってドラマや映画になることも多いですから、この舞台に興味を持たれる人も多いと思います。

安西:作品によって、いろんな描かれ方がありますよね。まだ台本をいただいていないので、詳しくはわかりませんけど、白虎隊のみんなが自害しますが、貞吉だけが生き残るまで描くので、悲しさだけじゃなくて未来もあるところがいいと思います。

安西慎太郎『もののふ白き虎』

――演出の西田大輔さんとは今回の作品が決まってから会われました?

安西:まだです。個人的には舞台を観に行ったりとか、戯曲とか読んだりしています。

――共演者のみなさんも同世代から先輩方までバラエティに富んでいますよね。安西さんは『テニスの王子様』の先輩との共演になりますね

横浜:僕は先輩方からいろんなことを勉強して、吸収していきたいです。

安西:僕もそうですね。でも、個人的には、村田洋二郎さんをはじめ「劇団エンドレス」の俳優さんと共演できることが嬉しいです。実はこの仕事を始める前、高校生の時に舞台を観たんです。「こんな劇団があるんだ、おもしろい!」って。そこから大好きな劇団になりました。だから、西田さんの演出、村田さんの役づくりが間近で見られると思うと、今から興味津々ですね。

横浜:僕は前回、すごく感情、喜怒哀楽が激しい役だったんですけど、とにかくがむしゃらに、右も左も分からない状態で必死にやっていましたから、今回はもう少し周りが見られるようになるといいな。

横浜流星『もののふ白き虎』

――安西さん、舞台の先輩として、横浜さんにアドバイスをお願いします。

安西:え~僕だって、そんなアドバイスするほどではないですよ(笑)。

――横浜さんは、安西さんに聞いてみたいことありますか?

横浜:映像はカメラの前で表現する姿を、画面を通してみんなが同じように見られるけど、舞台は、お客さんそれぞれ観るところがちがってきますよね。それを考えながら演じるのはすごく難しいなと。そこはどうしたらいいんだろうって。

安西:そうですね…。僕も舞台立つたびに思います。稽古場の自分が出ていないシーンで、演出家さんが他の役者さんに指導しているのを見ると、「こういうふうにやったらいいんだ」って客観的に自分の演技を見直すことができる気がしますね。

安西慎太郎『もののふ白き虎』

――なるほど。

安西:意外と、演出家さんのダメだしを受けている当事者が自分だと、周りがみられなくなるというか。言われていることに対してただ一生懸命にやってしまう。もっと視野が広かったらいいんですけど、なかなかそうはいかない。逆に、自分は置いといて、他の人を見ると、納得できるというか。「この人はこうやるんだ」っていう、それぞれの役者さんのやり方も勉強できますし。僕の勝手な考えなんですけど。でも、そんなに深く考えなくても、西田さんの船にのっかれば大丈夫だと思います!

――舞台の稽古に入るまでに、準備することはありますか?

安西:台本の余白に、その人物の「状態」を書きます。

――「状態」を書く?

安西:このシーンの目的とか、自分と相手とのその場面での状態を書くと、よく理解できるんです。例えば、流星くんが「インフルエンザの状態で、ここの撮影に臨んでいる」、というのと、「すごく絶好調で10時間くらい寝た」状態での人物の心情は違うと思うんですよ。それを分かりやすくするために書き入れます。

横浜:僕も映像では似たようなことをやってるかも。今回の作品は史実だし、演じるのも実在している人間なんで少し勉強は必要かもしれないです。でも、僕がやる伊東悌次郎はどれにもあまり書かれていないんですよ……。そこは台本が来たら、西田さんと話して作っていかないと。

横浜流星『もののふ白き虎』

――そしてドラマティックなストーリーとともに、殺陣が見どころだと聞いています。

安西:楽しみです!

横浜:殺陣はやってみたかったんです! 西田さんのこれまでの作品を見ると、殺陣はガッツリ入れるイメージがあるので、「やってやろう!」って思いです。ほんとうに勉強になると思います。

――殺陣というと、最近映像、舞台でいろんな人が挑戦されていますが、参考になりそうな人を挙げるなら?

横浜:この間事務所の先輩の山﨑賢人くんが出た『里見八犬伝』を観に行きました。そのとき殺陣はすごかった!自分もあんなふうにできればいいなと思いますね。

安西:殺陣って、練習すればするほど上手くなると思うんです。とにかく練習をしようと思います。殺陣は高校生のときに少しやってて、好きなので、共演の皆でいいものを作っていきたいです。

――それぞれが演じる役柄について、教えてください。

安西:僕が演じる飯沼貞吉は、文武ともに優秀で、新撰組に対しての憧れがすごく強く出てる、情にあふれた人間だなって思います。今回の作品の中では語り部として作品を支えていく役でもあります。

横浜:僕が演じる伊東悌次郎はクールで、でも内に秘めたものは熱い心の持ち主。文武に秀でて、あらゆる武術に長けている。殺陣は初挑戦ですけども、誰よりも上手く出来ればと思っています。完璧なキャラクターなので完璧に演じきらないと…。

――お二人は先輩方を引っ張っていく役割でもありますね。

安西:二人で主演を務めさせていただいて、共演の皆さんを引っ張っていかなくちゃいけないという思いもあるんですけども、まずは横浜くんと一緒に、全力を尽くしていけたら。あまりきばらずに、自分たちがやれることをちゃんとやっていくという姿勢で臨みたいと思います。

横浜:僕も全力で向かっていきたい。真っすぐに、全力でぶつかって。そしてみんなで話し合って、良い舞台にできればと思っています。

安西慎太郎、横浜流星『もののふ白き虎』

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◇舞台『もののふ白き虎』あらすじ◇
白虎隊の史実をもとに、そのなかでも飯盛山で壮絶な最期を遂げた白虎士中二番隊を主軸に、少年たちの激動の一生を描く。
慶応元年(1869年)、少年たちは藩校日新館に入学し、盟友たちとともに武士の心得を学んでいた。そんな折、彼らは“壬生狼(みぶろ)”と呼ばれた新撰組と出会う。彼らの姿に鮮烈な印象を覚えた少年たちは、命をかけて会津を守ろうと固く心に誓うのだった――。

【東京】2015年9月17日(木)~27日(日)天王洲 銀河劇場
【名古屋】2015年10月1日(木)アートピアホール
【大阪】2015年10月3日(土)、4日(日)梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

脚本・演出:西田大輔
出演:安西慎太郎、横浜流星/和田琢磨、小澤亮太、白又敦、河原田巧也、松村龍之介、松本享恭/八坂沙織、村田洋二郎、松坂わかこ/青木玄徳、荒木宏文/赤井英和

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