2023年6月に林翔太主演舞台『DOLL』が上演されるが、このほどメインビジュアルとキャスト情報が公開された。
本作は、現実世界で人形を作れなくなった「人形師」の少年が、VRMMOゲームの中で、再び人形制作に取り組み、仲間との冒険、ライバルとのバトルを通じて、人形と向き合いやがて自分の人生の意味を問い直していく物語。脚本を小林雄次、演出を元吉庸泰が務める。
原作は、玉梨ネコの「リタイヤした人形師のMMO機巧叙事詩」(TOブックス刊)。「小説家になろう」から始まった原作は現在までに小説版全2巻、コミカライズ(漫画/いづみやおとは、キャラクター原案/高瀬コウ、ストーリー協力/伊藤高史、構成/梶田まさよし)にてコミックス既刊3巻、4月には最終巻である第4巻が発売。ニコニコ漫画では現在100万回再生に達する人気コンテンツとなっている。
本作の主人公・佐倉いろは役を演じるのは、林翔太。VR世界でいろはと対決するライバル・ズィーク役を松本幸大が務める。
いろはが初めて作った戦闘妖精(ドール)ミコト役には、西葉瑞希。ズィークに使役する戦闘妖精(ドール)9号役には、搗宮姫奈。工房の主人・レトロ役には、陰山泰。いろはとともにバーチャル世界を旅するサラ役には、岩田陽葵。そして、VR世界で最強の一角・ディアベル役には、藤田玲が名を連ねている。
このほど、先日発表された林と松本のコメントに続いて、その他キャストのコメントも公開された。
『DOLL』は6月1日(木)から6月5日(月)まで東京・渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールにて、 6月16日(金)から6月18日(日)まで京都・京都劇場にて上演される。
コメント紹介
西葉瑞希(ミコト役)
『DOLL』ミコト役、西葉瑞希です。絶賛お稽古中ということもあり毎日新しい挑戦の連続です。そしてなんと言ってもアンサンブルキャストの皆様!幕が開けば納得していただけるはずですが、何か他の名前をつけたいくらい、誰1人欠けてはいけないことを改めて実感しています。いろはとズィーク、その周りの人々、どの人も様々な理由でこの世界を生きています。皆様ぜひお楽しみにしていてください!
搗宮姫奈(9号役)
原作を読んだ時、仮想現実の世界だからこそ衣裳や情景が細かく、どんな風に表現していくのだろうと若干の不安な気持ちを抱えながら稽古に参加しました。しかし衣裳を着てみて、稽古が始まって、完全にその不安は吹っ飛びました!衣裳のディティールがとにかく細かく、さらに元吉さんの演出による空間表現には惚れ惚れとします。私自身、元吉さんの舞台に立ちたいと思っていたので出演できる事は心から光栄です。
陰山泰(レトロ役)
『DOLL』でレトロ役の陰山泰です。祖父役との2役で、現実とバーチャルの両方で不思議な存在感のある役です。演出の元吉さんとは初めてご一緒に仕事をさせていただきますが、若いキャストたちも、皆さんキラキラしていて、作品の出来上がりがとても楽しみです。
栗山梢さんの音楽、西川卓さんの振付も今回楽しみの一つです。
『DOLL』という作品の世界で、レトロを演じることに、今からワクワクしています。
岩田陽葵(サラ役)
現実世界と仮想空間を行き来する物語。舞台上でどのように表現されるのだろうとワクワクしながら稽古が始まり、台本に書いてある文字が少しずつ立体的に彩られていくのをみながら、演出の元吉さんの頭の中は一体どうなっているのだろう、、!と思う日々です。サラのような女の子を演じるのも初めてなので色々な挑戦が詰まっております!私も作品の一部としてお客様に届けられるよう、魅力的なキャストの皆さんと共にがんばりたいと思います!
藤田玲(ディアベル役)
演出の元吉さんの元、稽古をする中で、いい意味で裏切られる毎日です。アンサンブルさんのハードワーク、各キャラクターの原作を踏襲しつつのオリジナリティー、刺激がいっぱいです。ディアベルとして皆様にこの素敵な「演劇」になっているこの作品を早く届けれたら嬉しいです。原作のファンの方、初めてストーリーを知る方にも、素敵な時間を提供できるよう、励みます。
『DOLL』公演情報
上演スケジュール
6月1日(木)~6月5日(月) 渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
6月16日(金)~6月18日(日) 京都劇場
キャスト・スタッフ
林翔太 松本幸大/西葉瑞希/搗宮姫奈 山下朱梨/陰山泰/岩田陽葵 藤田玲
(アンサンブルキャスト)大澤信児 小熊 樹 郡司敦史/川村理沙 渡邊彩乃 明部桃子 神目聖奈 野田冴音
【脚本】小林雄次
【演出】元吉庸泰
【原作】玉梨ネコ「リタイヤした人形師のMMO機巧叙事詩」(TOブックス刊)
チケット情報
【チケットぴあ】https://w.pia.jp/t/doll/
【イープラス】https://eplus.jp/doll/
【ローソンチケット】https://l-tike.com/doll/
【CNプレイガイド(京都公演のみ取り扱い)】https://www.cnplayguide.com/doll-ko/
あらすじ
人形師の家系として将来を期待されていた佐倉いろは。最高傑作の人形をついに完成させ、人形師の日本一を競う品評会で優勝、高く評価された。 ところが、いろはのアトリエは何者かの放火を受け全焼。一命を取り留めたいろはだったが腕に大火傷を負い二度と人形が作れない腕になってしまう。ある日、謎の差出人からDギアというVRマシンが送られてくる。 それは『DOLL’S ORDER』という仮想世界で人形を戦わせ、 最強の「DOLL」を目指すというものだった。
初めは人形を戦わせることに躊躇ういろはだったが、なぜか執拗にいろはを狙うズィークという男が現れ、次第に戦いにのめり込んでいく――。 そんな中、現実世界では放火犯の捜索が続いていた。仮想世界と現実世界、リンクする2つの世界でズィークの目論見が明らかになった時、いろは自身も気づいていなかったズィークとの因縁の戦いが始まる。
その先に待つのは闇か、希望か――。
公式サイト
https://doll-stage.com/
(C)玉梨ネコ・TOブックス (C)『DOLL』製作委員会