2020年11月28日(土)から東京芸術劇場プレイハウスで上演されるVR能『攻殻機動隊』がプレスプレビュー回の販売と博多座公演決定を発表した。博多公演では“VR能+3D能”を体験することが出来るという。
VR能とは様々な最先端技術を駆使し、世界初のVRメガネなしで仮想現実空間を再現し上演される能舞台。今回は日本が世界に誇るSF漫画の最高傑作である「攻殻機動隊」を能で表現する。演出は舞台『ペルソナ』シリーズや舞台版『攻殻機動隊ARISE』、AKB版『仁義なき戦い』などを手掛けてきて奥秀太郎が務め、脚本は『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』や『BLOOD』シリーズなどの脚本で知られる藤咲淳一が担当。
映像技術は舞台版『攻殻機動隊ARISE』、3D能シリーズなどで日本初の舞台での3D映像を開発してきた福地健太郎(明治大学教授)、VR技術は国内のVR研究での第一人者である稲見昌彦(東京大学教授)など、いずれも各分野での最先端を駆け抜ける第一人者が担当している。さらに、坂口貴信、川口晃平、谷本健吾ら、実力・知名度ともに現在の能のシーンを牽引する観世流能楽師が出演する。
8月に3日間の日程で公演された本作。本作を体験した狂言師の野村萬斎が「攻殻機動隊と能を繋ぐVR、あの世とこの世、彼岸と此岸、虚と実を繋ぐ能楽の未来形である」と絶賛するほどの仕上がりで、チケットは全日完売、まさに満員御礼の状態で公演を終え、東京芸術劇場プレイハウスにて追加公演が決定した。
今回、11月公演のチケットも大好評ということで、マスコミ向けのプレスプレビュー回の座席も、一般向けに発売することが決定した。さらに、福岡県・博多座での公演も決定。博多座での公演は、『博多座未来能Vol.1』と題し、VR能に加えて一昨年公演された3D能も披露されるという。
◆公演情報
『VR能 攻殻機動隊』
【東京公演】2020年11月28日(土)~11月29日(日) 東京芸術劇場プレイハウス
※11月28日(土)15:00~(プレスプレビュー回)が追加販売されることに
【出演】坂口貴信、川口晃平、谷本健吾、観世三郎太(観世流能楽師)
【博多公演】
『博多座未来能Vol.1』2020年12月20日(日)11:00~/15:30~
◇演目
第1幕・・・VR能『攻殻機動隊』(改訂版)
第2幕・・・3D 能の世界(清経、船弁慶、石橋)
【出演者】坂口貴信、谷本健吾、観世三郎太(観世流能楽師)大島輝久、(喜多流能楽師)他
【公式サイト】 http://ghostintheshellvrnoh.com/