『宝塚BOYS』5度目の上演は2チーム制!出演に良知真次、永田崇人ら

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舞台『宝塚BOYS』が、2018年夏に上演されることが発表された。本作は、“女性だけのレビュー劇団”として、世界でも知られる存在となった宝塚歌劇団の100年におよぶ歴史の中に、かつて「男子部」が特設された・・・という事実に焦点を当て描かれた作品で、2007年の初演後、2008年、2010年、2013年と再演を重ねてきた。5年ぶり5度目となる今回は、「team SEA」「team SKY」という2チームのWキャストで上演する。

「team SEA」には、過去に同作への出演経験を持つ良知真次、藤岡正明、上山竜治、石井一彰、東山義久に、木内健人、百名ヒロキが加わる。「team SKY」には、永田崇人、溝口琢矢、塩田康平、富田健太郎、山口大地、川原一馬、中塚皓平といずれも初参加の顔ぶれが揃った。さらに、シングルキャストとして、愛華みれ、山西惇も両チームに参加。

「宝塚男子部」は、第二次世界大戦が終わって間もない1945年(昭和20年)12月から1952年(昭和27年)の間に4回にわたり、宝塚歌劇団の舞台に男性を出演させることを目的として募集され大勢の中から25人が合格。

それぞれに出自が違う彼らは「明日の宝塚スター」を夢見てレッスンに励んだが、1954年(昭和29年)3月「男子部」は解散。その間、彼らがメインステージである宝塚大劇場に立つことは一度もなかった・・・。敗戦の荒廃から立ち上がった日本とともに、夢を描いた男性たちの、汗と涙と、夢と挫折。精いっぱいの男たちの青春物語、再び!

5度目の上演に向け、本作の原案となった「男たちの宝塚~夢を追った研究生の半世紀」(神戸新聞総合出版センター刊)の著者・辻則彦、および「team SEA」の良知、「team SKY」の永田からコメントが届いている。

◆辻則彦(原案「男たちの宝塚」著者)
「男子禁制」の宝塚歌劇団に男子部があった!これは本当にあった話である。1945年から1954年までの9年間、4期にわたって歌劇団に特設された男子部に在籍したのは25人。
2007年の「宝塚BOYS」初演、男子部に在籍していた25人のうちの5人がその舞台を観劇。「自分たちの夢を叶えてくれた!」と喜びを確かめ合い、さらに友情を深めた。その後も、再演を重ねる度に客席に彼らの姿はあったが、残念ながらその数はだんだんと減っていった・・・。そんな中、今は91歳を筆頭に3人が元気に暮らしている。男子部を去った後に自らバレエ団を起ち上げ、数々のスターを生み出した人、数年前までは舞台に立ち、生涯を演劇に捧げた人。180センチを超す長身を生かして映画俳優に転身し、引退後はおだやかな余生を過ごしている人。歩んできた道は様々だが、今の時代に「貴重な体験」を語り継いでいる。

◆良知真次(team SEA)
今回の出演が、『宝塚BOYS』への2度目の出演になります。良知真次です。
この作品は、本当にあった、本当に起こった事実が元になっています。実際に当時在団されていた方にもご観劇いただきました。だからこそ大切に演じ、ご観劇くださるお客様に大切にお届けしたいと思います。それが今回のメンバーに選んでいただいた責任だと思っています。上手い下手ではない。劇場で生まれる感動を是非五感で感じていただけたらと思います。
演出の鈴木裕美さんとは、前回の『宝塚BOYS』で初めてご一緒させていただきました。以降いくつかの作品でご一緒させていただきましたが、大好きな演出家の先生の一人です。そしてコワイです(苦笑)。でもこんなにもお芝居を愛して、作品を愛して、妥協しない。身を削る思いで作品を作って下さる裕美さんと、またご一緒できることが役者としてとても幸せです。良い意味で前回の記憶は無くして、新しい作品を、新しいメンバーで作りたいと思っています。
僕自身があれから、宝塚歌劇団の振付を実際にやらせていただきました。実際、宝塚の稽古場に入った時に感動し震えたのを覚えています。そして宝塚のスターさんとも一つの作品を作りました。宝塚の方々の華!努力!にも感動しました。その経験があるからこそ、また違う目でこの作品に正面から挑みたいと思います。「清く・正しく・美しく」一生懸命、魂を込めて演じます。ぜひ!ご期待ください。

◆永田崇人(team SKY)
今回、『宝塚BOYS』に出演が決まり、とても嬉しかったです。過去5作品に出演されているキャストの皆様が素敵な方々ばかりで、自分もそんな風になれるようにがんばるぞ!という気持ちですが、少しプレッシャーも感じています。
作品の印象は”青春”ですね。DVDで拝見したのですが、作中の男たちがひたむきに一生懸命に夢を追いかける姿に感動し共鳴しました。そして、演出の鈴木裕美さんは、以前からずっとご一緒させていただきたいと思っていたので、とても嬉しかったです。
いつもハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」シリーズで共演している、康平さんや一馬くんとまた今回も共演できることも楽しみです。そして、今回ご一緒する2チームの素敵なキャストの方々の技術をたくさん盗みたいです(笑)。
25歳という、自分的には節目の歳にこの作品に出演出来ることをとても嬉しく思います。そして、自分の今を全力でぶつけられる作品になると思うので、大きな成長の場に出来るようがんばります!僕たちと一緒に夢をみてください!劇場でお待ちしてます!

『宝塚BOYS』は、8月4日(土)から8月19日(日)まで東京・東京芸術劇場 プレイハウスにて上演される。その後、名古屋、久留米、大阪を巡演。日程の詳細は、以下のとおり。チケットは、6月23日(土)より一般発売開始。

【東京公演】8月4日(土)~8月19日(日) 東京芸術劇場 プレイハウス
【名古屋公演】8月22日(水) 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
【久留米公演】8月25日(土)・8月26日(日) 久留米シティプラザ ザ・グランドホール
【大阪公演】8月31日(金)~9月2日(日) サンケイホールブリーゼ

【公式HP】http://www.cubeinc.co.jp/stage/info/takarazukaboys_2018.html

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