映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』のニック・フューリー役など、近年はアメコミ・ヒーロー作品に多数出演しているサミュエル・L・ジャクソン。彼が、ピュリッツァー賞の戯曲部門にノミネートされたユージン・リーによる舞台『East Texas Hot Links』の映画化で、製作総指揮を務めることがわかった。米BROADWAY.COMが報じている。
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舞台版は1991年にロサンゼルスで初演され、1955年のテキサス州にあるアフリカ系アメリカ人のコミュニティが舞台となっている。ある夜に、アフリカ系のみが入れるカフェで起こった裏切り行為により、コミュニティに危機が訪れるというストーリーだ。舞台版ではドラマ『クライアント・リスト』といった作品で知られるベテラン女優、ロレッタ・ディヴァインが出演していた。
映画版の製作総指揮を務めるサミュエルが出演も兼ねるのかどうか、現段階では明らかになっていない。だが、リーとサミュエルは、1982年にオフブロードウェイで上演された演劇『A Soldier’s Play』で共演しているだけに、今作で再共演という展開も期待できるかもしれない。このほかサミュエルは、舞台『The Mountaintop』でマーティン・ルーサー・キング Jrを演じ、『ピアノ・レッスン』でもブロードウェイの舞台を踏んでいる。
2016年の春頃から『East Texas Hot Links』の撮影が開始されるとのことで、脚色・監督はリー自身が手掛けるという。キャスティングなどの詳細は、随時発表される予定。