WOWOWで生中継される「第72回トニー賞授賞式」。今年は、WOWOWスタジオナビゲーターを井上芳雄と生田絵梨花が務め、スペシャル・ゲストとして坂本昌行がスタジオを盛り上げる。さらに、オープニングパフォーマンスとして、井上、生田、坂本の3人が大ヒットミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』より「ザ・グレイテスト・ショー」「ディス・イズ・ミー」のメドレーを披露することが発表された。
坂本は、このオープニングのために渡米。ブロードウェイを目指す俳優たちと、パフォーマンスの一部を事前収録してきた。リハーサルを終えた坂本に、リハーサルの感想や、トニー賞について感じていることなどを聞いた。
――まず、NYで現地出演者と合わせてみていかがでしたか？
皆さんとリハーサルをして興奮しましたし、楽しかったです。もちろん緊張はしますが、それ以上の楽しさを持って、お互い相乗効果で2倍にも3倍にもなり、僕らにしかできない何かが生まれたら最高ですね。
――坂本さんには、昨年に続いて2度目のスペシャル・ゲストとしてお越しいただきます。
トニー賞の季節になると、毎年思うことですが、この1年でこんなにも新しい作品が出てくるんだなと実感します。作品一つ一つがものすごく力を持っているし、選ぶ方もすべての作品を観る大変さもあるだろうけれど、楽しみながらやっているんだろうなということを感じます。
――今年のノミネート作品の中で、坂本さんの注目作は？
予想だにしなかった『スポンジ・ボブ』。シンディ・ローパーやエアロスミスの曲を使っているとはいえ、アニメ原作がどうミュージカルに融合されて、それがどのようにトニー賞の審査員の心に刺さり、記憶に残ったのか、非常に興味があります。それから『ハリー・ポッター』や『アナと雪の女王』など日本でもヒットした映画作品がノミネートされていますが、映像作品を舞台化するとどうなるのか、舞台ならではのおもしろさを感じたいですし、幅広い年齢層の方々に知られている作品なので、WOWOWの放送を通して視聴者の方に知ってもらえたらいいですね。
――坂本さん個人としてのトニー賞の楽しみ方を教えてください。
僕は現地で観劇する機会をいただけているので、実際に劇場で観た作品が選ばれると、その作品に参加したかのような気持ちで授賞式を見られるので楽しみにしています。
――では、WOWOWで授賞式を見る時のポイントは？
まずは、授賞式で行われるノミネート作品のパフォーマンス。それを見ていただくと、トニー賞の楽しさが伝わりやすいと思います。今見た作品が賞を取ったんだなとなると、より興味を持っていただけるのではないかと思います。NYに行かずとも、その作品が日本に招聘された時に観てもらえるきっかけになってほしいです。
――実際にNYに行かれてどんなことを感じられましたか？
昨年、トニー賞直前のNYの街が、トニー賞という祭典に興奮している空気を肌で感じられたのが久々の感覚でした。やっぱりいいなと思いましたし、日本人が、お祭りにワクワクする感じに似ていて、それを感じて僕も興奮しました。
――最後に、視聴者の皆様へメッセージをお願いいたします。
僕も楽しみにしているのが、賞レース以外のパフォーマンスですが、今回、ミュージカルやっている者として驚いたのが、新しい感覚のミュージカルが増えてきたことです。それが楽しみの一つになっていると思いますので、皆さんも、ぜひ楽しんでください。
◆『生中継！第72回トニー賞授賞式』
【日時】6月11日（月）午前8：00（同時通訳） WOWOWプライム
【司会】サラ･バレリス、ジョシュ・グローバン
WOWOWスタジオ・ナビゲーター：井上芳雄、生田絵梨花
スペシャル・ゲスト：坂本昌行
◆『トニー賞直前SP in NY』
【日時】6月10日（日）午後3：30 WOWOWプライム ※無料放送
【出演】井上芳雄 生田絵梨花 坂本昌行 ほか
【番組HP】http://www.wowow.co.jp/stage/tony/
（文・写真／オフィシャル支給）
