脚本・野木萌葱×演出・古谷大和！舞台『怪人 21 面相』上演決定

2025年6月13日

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2017年の演劇界の成果を顕彰した「第25回読売演劇大賞」で優秀作品賞を受賞した傑作舞台『怪人 21 面相』が、2025年7月31日（木）より新宿シアターモリエールにて上演されることが決定した。

脚本は劇作家・野木萌葱、演出には俳優としても活躍する古谷大和を迎え、新たなクリエイティブチームで始動。出演には河合龍之介、章平、定本楓馬、輝馬という実力派キャスト4名が集結し、昭和の未解決事件「グリコ・森永事件」を題材にした濃密な心理戦に挑む。

「読売演劇大賞」受賞の傑作会話劇が蘇る！

舞台『怪人 21 面相』は、昭和の犯罪史にその名を刻む「グリコ・森永事件」を題材に、劇作家・野木萌葱が書き下ろしたオリジナル作品。2006年に野木が主宰する劇団「パラドックス定数」で初演され、2017年にはウォーキング・スタッフプロデュース版が「第25回読売演劇大賞優秀作品賞」を受賞し、大きな注目を集めた。

物語は、登場人物4人のみで繰り広げられる緊張感あふれる会話劇。リアリティとフィクションを巧みに織り交ぜながら、“犯人たち”の駆け引きや人間的葛藤を描き出す。

物語が進むにつれて観客との間に強烈な“共犯意識”を生み出していく、逃げ場のない濃密な劇空間は、小劇場作品ならではの強烈な体験となるだろう。

演出は古谷大和！俳優としての経験を活かしストレートプレイに初挑戦

脚本は、初演から引き続き野木萌葱が手掛ける。そして今回、この骨太な演劇の演出に挑むのは、俳優として2.5次元作品からグランドミュージカルまで幅広く活躍する古谷大和。

近年、神戸セーラーボーイズの舞台で演出を手がけた経験を活かし、今作で初めて本格的なストレートプレイの演出に挑戦する。

俳優として演劇道を歩み続ける同志と共に、“演劇での共犯衝動”をどのように舞台上で解放するのか、期待が高まる。

河合龍之介、章平、定本楓馬、輝馬！実力派4名が仕掛ける壮絶な心理戦争

犯罪の快楽に踊り続ける4人組を演じるのは、いずれも舞台を中心に目覚ましい活躍を続ける実力派の4名だ。

白砂駿嗣役に河合龍之介、幸村統夷役に章平、鳥羽山基役に定本楓馬、蓮見雅尚役に輝馬が決定。

彼らが密室で仕掛ける壮絶な心理戦争、そして言葉の応酬から生まれるヒリヒリとした世界観は見逃せない。

舞台『怪人 21 面相』あらすじ

「どくいりきけんたべたら死ぬで」。

とある建物の一室。人を喰ったような凶悪かつふざけた文面が、一文字ずつタイプされていく。部屋に出入りしているのは4人の訳ありな男たち。そして、彼らが軽口を叩きながら企てているのは、複数の大企業を相手にした大掛かりな脅迫事件だった…！

「けいさつのあほどもえ」。

大胆かつ緻密に遂行される幾つもの犯罪はことごとく捜査の網をすり抜け、ワイドショーから株価まで、日本中を振り回し脅かすほどの大事件となっている。しかし外界の騒動とは裏腹に、この部屋にあるのはどうしようもない閉塞感と、膨大な言葉の応酬と、各々が抱える葛藤の積み重ねだ。

動機は？目的は？彼ら4人の関係は──。

移りゆく季節の中、この犯罪シナリオのエンドマークは何処に？

題材「グリコ・森永事件」とは？

1984年から1985年にかけて発生した未解決の企業脅迫事件。「かい人 21 面相」を名乗る犯人が、江崎グリコ、森永製菓、丸大食品などの大手食品メーカーを標的に、経営者の誘拐や製品への毒物混入を予告した。

独特の文体の脅迫状や、毒入菓子を棚に置く野球帽の男の映像、「キツネ目の男」と呼ばれる似顔絵など、印象的な事柄も多かった。

警察やマスメディアを巧みに挑発する手口から「劇場型犯罪」としても注目され、警察庁広域重要指定114号事件に指定されるものの、2000年にすべての事件の公訴時効が成立。

警察庁広域重要指定事件としては初めて犯人検挙に至らない「完全犯罪」の「未解決事件」となっている。

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チケットぴあ

舞台『怪人 21 面相』公演情報

	公演情報
タイトル	舞台『怪人 21 面相』
公演期間・会場	2025年7月31日（木）～8月10日（日）　新宿シアターモリエール
スタッフ	【脚本】野木萌葱【演出】古谷大和
キャスト	白砂駿嗣役：河合龍之介幸村統夷役：章平鳥羽山基役：定本楓馬蓮見雅尚役：輝馬
チケット情報	【チケット一般発売日】2025年7月5日（土）10：00 【チケット料金】通常席：7,800円（全席指定/税込）
公式サイト	https://21mensou-stage.com
公式SNS	@butai_K_21