森田剛が小川絵梨子と初タッグ!舞台『ヴォイツェック』上演決定

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森田剛が小川絵梨子と初タッグ!舞台『ヴォイツェック』上演決定

2025年9月より、パルコ・プロデュース2025『ヴォイツェック』が東京芸術劇場プレイハウスにて上演されることが決定した。主演を森田剛が務め、伊原六花、伊勢佳世、浜田信也、冨家ノリマサ、栗原英雄ら実力派キャストが共演。演出は、新国立劇場の芸術監督も務める小川絵梨子が手掛ける。本作は東京公演を皮切りに、岡山、広島、福岡、兵庫、愛知での上演も予定されている。

目次

ビューヒナーの未完の傑作が、ジャック・ソーンの翻案で現代に蘇る!

原作は、19世紀ドイツの劇作家ゲオルク・ビューヒナーが遺した未完の戯曲『Woyzeck』。時代を超えて様々な形で解釈され、観客に驚きと感動を与え続けてきた不朽の名作である。今回上演されるのは、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』で知られる劇作家ジャック・ソーンが翻案を手掛け、2017年にロンドンのオールド・ヴィック劇場で上演され高い評価を得たバージョン。

ビューヒナーの原作を現代的に解釈し、冷戦下の1981年ベルリンを舞台に設定。過去のトラウマと自身の心の闇に苛まれながら生きるヴォイツェックの姿を通して、現代社会が抱える問題を浮き彫りにする、この重厚な新バージョンが、待望の日本初演を迎える。

演出は小川絵梨子!森田剛らキャスト陣との化学反応に期待

上演台本と演出を手掛けるのは、数々の演劇賞を受賞し、2018年より新国立劇場の芸術監督も務める小川絵梨子。意欲的な作品を世に問い続ける小川が、ジャック・ソーン版『ヴォイツェック』を新たな視点で読み解き、現代を照射する。

主演のヴォイツェック役には、舞台や映像作品で圧倒的な存在感を放ち続ける森田剛。パルコ・プロデュース公演では5度目の主演となり、今回が初の小川絵梨子作品への参加となる。暗い過去に苦しみながらも愛を求める難役に挑む。

また、ヒロインのマリー役は、話題作への出演が続き、今最も注目される俳優の一人である伊原六花。さらに、ヴォイツェックの母親とマギーの二役を演じる伊勢佳世、同僚アンドリュー役の浜田信也、大尉役の冨家ノリマサ、医者役の栗原英雄と、盤石の実力派キャストが集結した。

豪華キャストと演出家・小川絵梨子がどのような作品に仕上げるのか期待が高まる『ヴォイツェック』は、2025年9月22日(月)から東京芸術劇場 プレイハウスで上演予定。

そして、10月3日(金)から岡山芸術創造劇場 ハレノワ 中劇場、10月8日(水)から広島JMSアステールプラザ 大ホール、10月18日(土)からJ:COM北九州芸術劇場 大ホール、10月23日(木)から兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、10月31日(金)から穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール、そして、11月7日(金)から東京芸術劇場 プレイハウスでリターン公演を予定している。

キャスト陣のコメント到着!

◆森田剛(ヴォイツェック役)

19世紀前半の戯曲ですが根底には純粋な愛をテーマにしていて、現代に置き換えてもリンクする部分があると思います。痛みや苦しみを抱き、自分と向き合うヴォイツェックという人物に対して理解できる部分がたくさんあるので、舞台で表現することが今から楽しみです。演出される小川絵梨子さんと初めてご一緒するのも楽しみです。
ぜひ劇場へ生のお芝居を観にきてください。この作品を通じて何か感じること、救われることがあると思うので、きっと多くの方たちに共感していただけると思います。

◆伊原六花(マリー役)

小川絵梨子さん演出の舞台は何度も拝見し、いつかご一緒できたらと願っていました。なので今回、参加出来ると聞いた時はとても嬉しかったです。
まだ翻訳台本を読んだだけですが、このヴォイツェックを森田さんが、この登場人物達を素敵なキャストの皆さんが……と想像するとワクワクが止まりませんでした。
小川さんの演出をうけて、自分の中で未知なる発見をするかもしれません。沢山の期待を胸に、稽古に挑みたいと思っております。

◆伊勢佳世(ヴォイツェックの母親/マギー役)

出演のお話をいただいた時、自分の役を責任をもって表現できるのか、すごく悩みました。ですが信頼する小川絵梨子さんが演出し、この素敵な出演者の皆様との作品作りは、きっと面白い舞台になるんだろうな、とも思いました。
お金さえあれば…という現代にも通じる問題。
どんな作品を立ち上げられるか、私自身も熟慮しながら、稽古に挑みたいと思っております!

◆浜田信也(アンドリュー役)

社会によって個人の尊厳が奪われ、人への共感が欠如していく様子が、ヒリヒリと息苦しさをもって描かれた作品です。楽しく笑って観られる作品ではないかもしれませんが、この作品が問いかけてくる問題を観に来てくださった皆さんと共有出来たら、一つの希望になると思います。
いつも客席から見ていたステキな方々とご一緒出来る事が、緊張しつつもとても嬉しく光栄です。答えの出ない問題を、最後まで皆さんと一緒に考え続けたいです。

◆冨家ノリマサ(大尉役)

この名作と言われる『ヴォイツェック』に出演が決まり、嬉しさと共に沸々とする気持ちが入り混じっております。頂いた役も、小手先では到底敵わないことを原作台本を読んで理解出来るので、僕にとっては挑戦です。
演出の小川絵梨子さんをはじめ、主演の森田剛さん他全キャスト”はじめまして”のカンパニーで、この作品がこの先どうなって行くのか?今から楽しみでしょうがない。
観て下さるお客様とこの作品を同じ空間で共有する日を楽しみにしています。

◆栗原英雄(医者役)

今は正直言って、とても大変な戯曲を引き受けてしまったなぁと。
しかし、それを上回る程の小川絵梨子さんが演出する事への期待と喜びの中に居ます。
主演の森田さんや初めての方々との共演にワクワクしております。
作品の持つ力強さ、メッセージをお伝え出来るよう精進します。皆様劇場でお会いしましょう。

『ヴォイツェック』公演情報

公演情報
タイトル パルコ・プロデュース 2025『ヴォイツェック』
公演期間・会場 【東京公演】
2025年9月22日(月)~9月28日(日)
東京芸術劇場 プレイハウス

 

【岡山公演】
2025年10月3日(金)〜5日(日)
岡山芸術創造劇場 ハレノワ 中劇場

【広島公演】
2025年10月8日(水)・9日(木)
広島JMSアステールプラザ 大ホール

 

【福岡公演】
2025年10月18日(土)・19日(日)
J:COM北九州芸術劇場 大ホール

 

【兵庫公演】
2025年10月23日(木)〜26日(日)
兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

 

【愛知公演】
2025年10月31日(金)〜11月2日(日)
穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール

 

【リターン公演】
2025年11月7日(金)~11月16日(日)
東京芸術劇場 プレイハウス

スタッフ 原作:ゲオルク・ビューヒナー
翻案:ジャック・ソーン
翻訳:髙田曜子
上演台本・演出:小川絵梨子
企画・製作:株式会社パルコ
キャスト 森田剛
伊原六花
伊勢佳世
浜田信也
中上サツキ
須藤瑞己
石井舜
片岡蒼哉
冨家ノリマサ
栗原英雄
公式サイト https://stage.parco.jp/program/woyzeck/
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