演劇製作会社る・ひまわりが、“デジタ・るコンテンツ”第一弾としてリーディング公演『僕等の図書室 リモート授業』の配信を発表した。『僕等の図書室』(略称:ぼくとしょ)は、2012年に始まったリーディング公演で、“国語の先生”役の俳優たちが有名な童話や文学作品を「授業」形式で読み聴かせる人気シリーズ。
出演者には、荒木健太朗、井澤勇貴、井深克彦、大山真志、木ノ本嶺浩、中村龍介、原田優一、三上真史、村井良大、そして昨年11月に亡くなった滝口幸広を含む、歴代の“先生”が全員顔を揃える。
約3年半ぶりとなる今回の「リモート授業」では、過去シリーズの中でも人気の3演目の、自分のことが大好きなメロスの波乱万丈な3日間を描く「まぁくんの走れメロス」、38歳になったマッチ売りの少女の物語「マッチ売りの少女原田」、“たいせつなことは、めにみえない”サンテグジュペリの名作「たっきーの星の王子様」の舞台収録映像に加え、各授業の間には各先生から生徒の皆へのメッセージを届ける。
さらに、過去2回上演された大人気演目であり、『僕等の図書室』レギュラーメンバーの“たっきー先生”こと滝口が読んだ「智恵子抄」を、先生全員がリモートリーディングで新たに紡ぐ特別授業を行うという。
デジタ・るコンテンツ第一弾『僕等の図書室 リモート授業』は、6月6日(土)12:00から6月14日(日)23:59まで視聴可能。概要は、以下のとおり。
◆デジタ・るコンテンツ第一弾『僕等の図書室 リモート授業』
2020年6月6日(土)12:00~6月14日(日)23:59
【出演】荒木健太朗、井澤勇貴、井深克彦、大山真志、木ノ本嶺浩、滝口幸広、中村龍介、原田優一、三上真史、村井良大(五十音順)
【料金】4,500円(税込)
【上演時間】約150分
【チケット販売期間】2020年5月29日(金)18:00~6月14日(日)20:59
【購入ページ】http://eplus.jp/bokutoshor
※チケット購入者は、視聴可能期間中は何度でも視聴可能
<授業内容>
1時間目「まぁくんの走れメロス」(僕等の図書室2)
※2012年舞台収録映像
【脚本】毛利亘宏
【演出】板垣恭一
【音楽】日野悠平
【出演】大山真志、滝口幸広、井深克彦
自分のことが大好きで、ナイスガイなメロスによるリーディングミュージカル。
「幸せに楽しく生きる」コツは「人を信じること」。
メロスが歌う優しい物語です。
2時間目「マッチ売りの少女原田」(僕等の図書室 特別授業)
※2016年舞台収録映像
【脚本】加藤啓
【演出】西森英行
【音楽】伊藤靖浩
【出演】原田優一、中村龍介、滝口幸広
「あたしはマッチ売りの少女、38歳。あれから30年生きてきた」少女マチコの、マッチを擦って描かれた、夢と愛とおじさまのお話。マチ子の壮絶な人生をリーディングミュージカルでお届けします。
3時間目「たっきーの星の王子様」(僕等の図書室3)
※2014年舞台収録映像
【脚本】古川貴義
【演出】板垣恭一
【音楽】日野悠平
【出演】滝口幸広、三上真史、木ノ本嶺浩
飛行機が不時着したサハラ砂漠で飛行士の「ぼく」が出会ったのは、小さな星に住んでいた王子様。ささいなことがきっかけで薔薇と喧嘩をし、星を飛び出し色んな星をまわってきたという王子様は今まで出会った一風変わった大人たちの話を聞かせます。「たいせつなことは、めにみえない」サンテグジュペリの名作。
4時間目「智恵子抄」※リモートリーディング
【脚本】穴吹一朗
【出演】荒木健太朗、井澤勇貴、井深克彦、大山真志、木ノ本嶺浩、中村龍介、原田優一、三上真史、村井良大(50音順)
高村光太郎が愛した智恵子との物語。
智恵子が死を迎えるまでのことを、光太郎自身の目線で美しい詩の数々にのせて語ります。
※各授業の間の休憩時間には、先生から生徒の皆さんへお話があります。