現在放送中のドラマ『gift』。本作は、2024年にドラマと舞台の連動企画として生まれた『Solliev0』のキャスト・スタッフが再集結し、同じ世界観を共有する「シェアード・ユニバース」作品。『Solliev0』で異母兄弟を演じた和田琢磨と染谷俊之が、今度は“刑事”としてバディを組んでいる。
特殊能力“gift”を持つ者たちが存在する世界観の中で、警視庁に特別に設置された「特殊犯罪対策課」(通称:特犯課)の刑事・秋葉浩太(演:和田琢磨)と、警視庁捜査二課から赴任してきたキャリア刑事・夏目奏(演:染谷俊之)が出会う。特殊な事件に挑むサスペンスでありながら、「ある秘密」を抱え、能力に翻弄される濃密な人間ドラマが展開する。
舞台まで続く物語について、和田と染谷に語ってもらった。

『Solliev0』からの「この座組でまた別の作品をやれたらいいね」が叶った
――ドラマ『gift』は、『Solliev0』のシェアード・ユニバースというおもしろい企画ですが、お二人はこのお話を聞いた時、どのように思われましたか?
和田:『Solliev0』の舞台をやっていた時期に「この座組でまた別の作品をやれたらいいね」という話がささやかれていたので、少し期待していたんです。でも、思いのほか早い段階で叶いましたね。『Solliev0』を皆さんに楽しんでいただけたことで、第2弾となりました。
染谷:最初は「『Solliev0』のスタッフ・キャストが贈る――」みたいな感じだったのが、「シェアード・ユニバース」という形に発展したんですよ。世界観を共通して新しい作品をやるというのは、すごく面白いなと思いました。
――斬新ですよね。実際に、全容が明らかになってみていかがでした?
和田:今回演じているのは、秋葉浩太という刑事の役なんですが、僕、(刑事役を)やってみたかったんですよね。日本のドラマって、刑事モノが多いじゃないですか。舞台で刑事役をやったことはあったんですが、映像ではまだなかったので。銃を持って、ピシッとしたスーツを着て、パトカーに乗ったり・・・と思ったら、一個もありませんでした(笑)。
染谷:刑事は刑事でも特殊な何でも屋さんみたいな刑事だったね(笑)。
和田:思ってた刑事じゃなかった(笑)。
染谷:『Solliev0』とはかなり違った毛色の作品になっていると思います。『Solliev0』よりもサラっとしていて、1話30分でテンポも速いし、いわゆる“超能力”が出てきます。でも、その特殊性の塩梅がほどよくて、メインとなるのはやっぱり人間関係です。超能力に翻弄される人たちの人間ドラマがおもしろくて、ドラマから舞台へと繋がった時にさらに広がる作品になるだろうなと感じました。
和田:『Solliev0』はドーンと重たい内容でしたから、今回は軽やかなのか?というと、決して軽くはないです。染谷くんが言うように、とてもテンポ感が良くて全6話があっという間に感じました。このスピード感や物語の進むテンポの良さを、面白く見ていただけたらなと思います。
今回の撮影、監督が僕らのシーンを結構長回しで撮ってくださったんですよ。それは、僕らが関係性を成立させていないとシーンとしても成り立たないので。監督とも、2回ご一緒したことによる信頼関係ができたのかなと思いました。
――お二人のお芝居は、観ていてとても相性の良さを感じるんですが、お二人はどう感じていらっしゃいますか?
染谷:お互い、面白いと思う瞬間や価値観がすごく似ているんですよ。お芝居をしている時の感覚って、そういう細かい人間性の部分が大事な気がするので。大事なところの感性が合うから、お芝居も合うよな・・・と思いながら、一緒にやらせていただいています。
和田:『Solliev0』の時よりもさらに、いい意味で気を遣わなくなってかもしれません。気を遣わなくても、ちゃんとお互いの言葉や芝居を受け入れられる。誰にも代えがたい安心感みたいなものがありますね。「実家のような安心感」を感じています(笑)。家族だったり、相方だったり、異母兄弟だったり・・・今回はバディです。
――バディとして、演じる役の関係性はどのように作っていかれましたか?
染谷:今回、物語が始まってから二人が出会うので、台本に身を任せて自然な成り行きで作っていきましたね。
和田:対人というよりは、特殊能力への向き合い方を意識しました。そのキャラクターには、自分の持つ能力とずっと向き合ってきた時間があるので、そこに嘘がないように、と。
染谷:確かに。『Solliev0』の時はガチガチに固めなければいけない部分がありましたが、今回の物語は、色々な人と出会って謎が解けていく作品なので、その場の流れや出会いを大事に演じていいような気がしていましたね。
――染谷さんは、本作で登場するキャリア刑事・夏目奏のほか、『Solliev0』に登場した天月春陽も演じられるんですよね・・・?
染谷:夏目という役を演じる上で、『Solliev0』の春陽とは差をつけたいと想いが根本にあって。夏目の自立心や芯の強さ・意志の強さ、春陽の成長を意識しました。
――和田さんが演じられていた天月冬真は、舞台のラストを考えると・・・。
和田:山ごもりしていた冬真、憎しみを増幅させて・・・!とか、あるかな(笑)。
染谷:憎しみ持ってこないでください(笑)。
――(笑)。では、ドラマ『gift』で注目してほしい物語のポイントを教えてください。
和田:3話~4話の中盤ですね。ある団体からとある若い男の子を救うために、秋葉が自分の特殊能力を使おうとするシーンがあります。でも、夏目さん(染谷さん)のおかげで・・・、ここから先は、ぜひドラマを観てください。偶然か必然か、二人の信頼関係がぐっと縮まったように感じました。
染谷:1話は世界観をお届けするために情報量の多い回になっていましたが、2話から二人の関係がキュッと縮まる出来事が起きて。お互いが“gift”についてどう思っているのか、知っていくことになる。なかなか共感できる人がいない悩みを共有することで、一気に距離が縮まったのかなと思います。
――物語のキーとなる“gift”ですが、ご自身の役の持つ能力についてはどう思いましたか?また、もしご自身が“gift”を持つとしたらどんな能力がいいですか?
和田:秋葉は声にまつわる“gift”なんですが、すごい美声でみんなをメロメロにする力、とかではなくて、現実的な特殊能力で安心しました(笑)。もし自分がもらえるなら・・・速く走れる能力が欲しいです。単純だけど、すごく欲しい。
染谷:夏目は触覚にまつわる“gift”なんですが、触れて相手の思考を読めたりしたら、いいですよね。占いで一儲けできる(笑)。僕が欲しいのは、動物と話せる能力。『ドクター・ドリトル』みたいに。うちのおこげちゃん(染谷さんの愛犬)がどう思ってるのか知りたい。身体の不調とかもすぐに気づいてあげられるし。しゃべってみたいですね。
――ドラマを楽しみつつ、舞台も待ちたいと思います!
染谷:ドラマでは回収しきれていないことが結構たくさんあるので、そこがどう舞台で解決するのか、僕も楽しみにしています。舞台で超能力をどう表現するのかも気になりますし、ドラマではまだ発覚しない能力や人間関係もありますから、ドラマを観て、舞台も観に来ていただけたらと思います。
和田:『Solliev0』よりも重要人物が多いので、舞台でさらに物語が広がると思います。「あれ、こっち側の人間だったはずじゃ・・・」みたいな、裏切りが生まれるような雰囲気もあります。そういった人間関係の複雑さを、舞台まで続いて楽しんでいただけるように、ドラマを何回も観てお待ちいただけたら嬉しいです。
ドラマ『gift』上映会開催決定!
【開催日・場所】2025年11月22日(土) アニメイトシアター
【出演】和田琢磨/染谷俊之
<第1部>14:30開演予定(ゲスト:手島章斗)
<第2部>17:30開演予定
<追加公演>11:30開演予定(ゲスト:藤田玲)
チケット一般発売
2025年10月18日(土)12:00〜(※なくなり次第終了)
申込受付URL
https://t.livepocket.jp/t/x86vq
見逃し配信
ドラマ『gift』放送情報
放送情報 | |
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タイトル | gift(ギフト) |
放送日・チャンネル | 毎週水曜 TOKYO MX 22:00~/BS 日テレ 22:30~ |
スタッフ | 【監督】橋本一 【原案】「gift」製作委員会 【エンディングテーマ】Bimi「Unique」(EVIL LINE RECORDS) |
キャスト | 和田琢磨、染谷俊之 廣野凌大、手島章斗、横田龍儀、小西成弥、定本楓馬 / 谷口賢志 ほか |
イベント情報 | 【出演】和田琢磨/染谷俊之 【開催日・場所】2025年11月22日(土) アニメイトシアター <第1部>14:30開演予定(ゲスト:手島章斗) <第2部>17:30開演予定 <追加公演>11:30開演予定(ゲスト:藤田玲)チケット一般発売 2025年10月18日(土)12:00〜(※なくなり次第終了)申込受付URL https://t.livepocket.jp/t/x86vq |
公式サイト | https://dramagift.com |
公式SNS | @solliev0 |
(C)「gift」製作委員会


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