ある父を巡る哀しい喜劇『Le Pere 父』橋爪功主演で日本初演決定!

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フランスのモリエール賞で最優秀脚本賞ほかを受賞し、ブロードウェイのトニー賞、英国のローレンス・オリビエ賞で主演男優賞を受賞した傑作『Le Pere 父』が2019年2月に日本初演されることが決定した。

本作は、自分自身の信じる記憶と現実との乖離に困惑する父と、父の変化に戸惑う娘。驚くほど無防備な愛の残酷さと忍耐の限界をユーモラスに描いた演劇作品。現代版『リア王』とも呼ばれ、記憶や時間が混迷していく父の視点で観客が物語を体験していく、という斬新な手法が話題を呼んでいる。

【あらすじ】
80歳のアンドレが1人で暮らすアパルトマンに、娘のアンヌが駆けつける。若い看護師が泣きながら彼女に電話をしてきたため、父に何らかの異変を感じ、行くはずだった旅行を急きょ取りやめてやって来たのだった。アンドレは看護師を自分の腕時計を盗んだ悪党呼ばわりし、自分は1人でやっていけるから看護師の助けなど必要ないと言いはる。
しかし、アンヌに指摘されると、その腕時計はいつもの秘密の場所に隠してあった。なぜアンヌは誰も知らないはずの自分の隠し場所を知っているのか・・・。今自分が居るのは、長年住んだ自分のアパルトマンなのか?この女や男は誰なのか?何が真実で何が幻想なのか?
 
ロバート・ハーシュ、フランク・ランゲラなど各国の名だたる俳優たちが演じてきた主人公・アンドレ役を務めるのは橋爪功。さらにアンヌ役を若村麻由美、二人の周辺の人々を壮一帆、太田緑ロランス、今井朋彦、吉見一豊が演じる。

東京芸術劇場と兵庫県立芸術文化センターの共同製作による『Le Pere 父』は2019年2月2日(土)から2月24日(日)まで東京・東京芸術劇場にて、3月16日(土)から3月17日(日)まで兵庫・兵庫県立芸術文化センターにて上演される。その後、長野、高知を巡演。詳細は以下のとおり。

【東京公演】2月2日(土)~2月24日(日) 東京芸術劇場
【兵庫公演】3月16日(土)・3月17日(日) 兵庫県立芸術文化センター
【上田公演】3月2日(土)・3日(日) サントミューゼ
【高知公演】3月6日(水) 高知市文化プラザかるぽーと
【松本公演】3月21日(木・祝) まつもと市民芸術館

※『Le Pere 父』の正式表記は、「Pere」の「P」と「r」の間の「e」にアキュート・アクセントが付く

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