俳優の大倉孝二と、劇作家・演出家のブルー&スカイによる演劇ユニット「ジョンソン&ジャクソン」の新作が、2018年6月から7月にかけて東京と大阪で上演される。“役に立たない演劇”と掲げ、ナンセンスで癖になる公演を重ねてきたジョンソン&ジャクソンが贈る、次作のタイトルは『ニューレッスン』に決定。タイトル発表と共に、宣伝ビジュアルとして大倉が自ら手掛けたイラストが公開された。大倉がイラストを発表するのは、これが初めて。
今回の出演は、大倉、ブルー&スカイのほか、いとうせいこう、池谷のぶえという個性派が集結。いとうはラッパー、MC、小説家、芸人など様々な顔を持つが、「ラジカル・ガジベリビンバ・システム」「シティボーイズ」などのナンセンス・コメディ作品で俳優として舞台に立つ一面も持つ。また、池谷は2014年に上演された『窓に映るエレジー』でもジョンソン&ジャクソンに参加している。
公演に向け、大倉といとうよりコメントが届いている。
◆大倉孝二(ジョンソン&ジャクソン)
前回の公演が終わって、ジョンソン&ジャクソンを今後もやっていきたいという気持ちはブルー&スカイとも確認ができました。今回は、二人が始めた原点に立ち戻り、少人数で自由にやってみましょうかということでお声がけをしたところ、これ以上ないお二人に出演頂けることになり、悪いことばかりじゃないなと思いました。
「自分たちが何をやりたいか」とともに、今回は「お二人に何をやっていただくか」が大事だと思っています。“くだらないこと”“オモシロ”のすごい方々なので、どんなセンスをおもしろがるんだろうと、お二人のアイデアもいただきながら、着地点は決めきらないで、創る過程でライブ感をもって、探していきたいです。
音楽的なことは今回も絡ませていきたいと思っています。演劇的なものになるかわかりませんが、“変なもの”にしたいです。
せいこうさんや、池谷さんの持っているものも借りて“くだらなさの研究”みたいなものができたら、僕らが学べたら、と思っています。
◆いとうせいこう
ジョンソン&ジャクソンに出たいとずっと願っておりましたし、たぶんメンバーの二人にも言ったと思いますが、連中は忘れているでしょう。私は舞台で笑いをやる機会を失っていたからです。今回出演が叶い、なおかつ大好きなコメディエンヌ池谷のぶえさんと一緒で楽しみで仕方がありません。ただ、4人しか出ないので台詞が多くなりそうで心配です。私の性根が芸人で役者ではないこと、ブルー&スカイが理解していてくれるのを祈るのみです。
ジョンソン&ジャクソン『ニューレッスン』は、6月21日(木)から7月1日(日)まで東京・CBGKシブゲキ!!にて、年7月6日(金)から7月8日(日)まで大阪・ABCホールにて上演される。チケットの一般発売は4月21日(土)より開始。
なお、主催者チケット最速先行(cubit club プレオーダー)が、3月14日(水)より行われる。詳細は、以下のとおり。
【cubit club プレオーダー】
受付期間:3月14日(水)12:00~3月26日(月)12:00
詳細:http://www.cubeinc.co.jp