2018年6月21日(木)に東京・CBGKシブゲキ‼にて、大倉孝二とブルー&スカイの演劇コンビネーション“ジョンソン&ジャクソン”の新作『ニューレッスン』が開幕した。ジョンソン&ジャクソンは、俳優の大倉孝二と脚本家・劇作家のブルー&スカイが共同で脚本執筆と演出をし、出演もするという企画。今回で3回目の公演となる。
毎回、演劇界のつわもの俳優陣が出演し、ナンセンスな世界を繰り広げているが、今回は、第1回公演にも出演した池谷のぶえが再参戦。加えて「ブルー&スカイのファン」と公言する、いとうせいこうが満を持して参加した。また追加キャストとして、ナイロン100℃劇団員の小園茉奈も加わった。
時は昭和初期、文芸的なニュアンスも漂う世界観からスタートするが・・・。「ただくだらない芝居をつくりたい」と標榜し立ち上がったユニットだけに、予測不可能。意味のない会話の応酬に、観客は、戸惑い、笑い、未だ観たことのない触感の世界に誘われるだろう。多くは語らない。とにかく劇場で目撃してほしい。
以下、大倉とブルー&スカイのコメントを紹介する。
◆大倉孝二
本当にどうでもいい芝居が、今回も出来上がりました。観に来てくださる皆さんの中には、何がおもしろいのか分からない人もいるとも思うんですが、まあ、楽に笑っていただけると、こっちとしては盛り上がるので、もしおもしろかったら「あはは」と笑っていただけると幸いです。かといって「楽しまなきゃいけない」ということでもないので、気負わずに、とりあえず劇場にどうでもいい気持ちで来てください。お待ちしてます。
◆ブルー&スカイ
稽古が始まる前、稽古場でせいこうさんや池谷さんから色々とアドバイスをいただいたり、「こうしたらおもしろい」とか、「この台詞の方がいいんじゃないか」とか、話し合いができたら良いね、と思いながら、実際出来るか分からなかったのですが、それが出来、作品が完成して、僕個人として本当に貴重な体験をさせていただきました。この貴重な体験が、そんなに内容的に貴重じゃない公演に使えるということは、良いことだな、と思います。そんな感じを観に来てください。がんばります。
ジョンソン&ジャクソン『ニューレッスン』は、7月1日(日)まで東京・CBGKシブゲキ!!にて、7月6日(金)から7月8日(日)まで大阪・ABCホールにて上演。
【公演詳細】http://cubeinc.co.jp/stage/info/jj2018.html
(取材・文/オフィシャル提供、撮影/桜井隆幸)