『ハリー・ポッター』シリーズでハーマイオニー役を演じたエマ・ワトソンを主演に迎え、不朽のディズニー・アニメーションを実写映画化した映画『美女と野獣』。その日本版のデュエットソングお披露目イベントが、2017年3月13日(月)に東京・新宿バルト9ロビーにて行われた。イベントには、吹替でベル役の声を務めた昆夏美と野獣役の山崎育三郎が登場し、美しい歌声を生で初披露した。
イベントでは、会場にそびえる大階段から、まるで映画の世界から飛び出してきたかのようなベル風の黄色いドレスを身にまとった昆と、ブルーを基調とした王子風の衣装の山崎が登場。手を取り合いながら二人が階段を降りてくる姿は、野獣に姿を変えられ心を閉ざす王子と、周囲から“変わり者”と呼ばれ心に孤独を抱えたベルが、戸惑いながら互いの手を取り合い「美女と野獣」の美しいナンバーに合わせ、初めてダンスをするボール・ルームのシーンを彷彿とさせた。
二人がステージに降り立つと、音楽が始まり、昆と山崎が美しい歌声を披露。歌われた曲は、アリアナ・グランデとグラミー賞を10回受賞しているジョン・レジェンドが、珠玉の名曲「美女と野獣」を、新しい歌詞でアレンジした“日本版デュエットソング”だ。日本のミュージカル界で活躍する昆と山崎が、ボール・ルームのシーンを再現したダンスも交えながら思いを込めて歌い上げる様に、集まったファンの中には感動し涙を流す人の姿も。
先日行われたロンドンプレミアで、ディズニーの名曲の数々を生み出してきた音楽プロデューサー、アラン・メンケンと会った二人。昆は「ずっと憧れていたディズニーの名曲の数々を作り上げた“神”が目の前にいらっしゃる!と感激してしまいました」と目を輝かせながら、「この『美女と野獣』のような涙が溢れるような素敵な曲をはじめ、『Be Our Guest』など、一度聴いたら絶対に耳から離れないというのがどの曲にも共通した魅力。アラン・メンケンさんの頭の中にはいろいろなジャンルの音楽が存在しているんだなと、いつも感動しています」と思いを語った。
山崎も「僕たちが日本語の吹替えを担当するとお伝えしたら『二人の声と歌が楽しみだよ!』と気さくに話しかけてくださいました。アラン・メンケンさんの音楽は、お芝居として僕たちが思いを乗せる以上に、音楽そのものがその人物の思いを描いていて、歌っているとアランさんのメロディがその世界に連れて行ってくれるという、本当にすごい方なんです」と熱くコメント。
同プレミアでいち早く本編を鑑賞した二人は、公開を待ち望むファンに「ベルと野獣の愛、父モーリスとベルの愛、お城の住人たちが野獣を思う愛、いろんな形の愛が詰まっていて、広がっていく映画になっています。大切な人と、ぜひ劇場でご覧ください!」(昆)、「たんなる実写化をはるかに超えた映画に仕上がっています。アニメーション版では描かれていなかったベルと野獣の幼少期についても触れられ、二人のキャラクターがより掘り下げられた作品になっていますので、野獣にも共感できて男性も楽しめると思います。特に今回は、野獣がベルを想い初めて自分以外の誰かのために行動するという、繊細な心の変化を描いている新曲があり、自分で歌っていても涙が出てしまいました。ぜひ、字幕版、プレミアム吹替版の両方を観ていただきたいです!(山崎)とそれぞれアピールした。
映画『美女と野獣』は、4月21日(金)より全国公開される。
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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