世界中で空前の大ヒットとなった『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でレジスタンスのパイロット、ポー・ダメロン役を演じ、一躍注目されたオスカー・アイザック。彼が、ニューヨークで舞台『ハムレット』に出演することが明らかとなった。米BROADWAY.COMが報じている。
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『ハムレット』は、ウィリアム・シェイクスピアの四大悲劇の一つで、主人公のハムレットが、彼の父を毒殺した後に母ガートルードと結婚した叔父クローディアスを、敵討ちするまでが描かれる。
オスカーはインタビューで、『X-MEN』シリーズの最新作『X-MEN:アポカリプス』で演じたミュータントのアポカリプスことエン・サバー・ヌールを演じたことで、「デンマーク王子のハムレットを演じてみたいと思った」と語っている。冷酷なキャラクターとして知られるアポカリプスだが、瀕死の敵を見逃したりする面もあり、独自の美学を持つ悪役として描かれている。そんな、複雑なアポカリプスを演じたオスカーは、同様の美学を持って復讐を誓ったハムレットに共通点を見出したようだ。
オスカーは、オフブロードウェイほか舞台への出演経験も多く、今までに『ロミオとジュリエット』や『ヴェローナの二紳士』、『Beauty of the Father』といった作品で登板。『X-MEN:アポカリプス』で悪役を演じた後、彼は、現在撮影中の『Star Wars: Episode VIII(原題)』にポー役で続投している。
昨年、ミュージカル『Fun Home』でトニー賞ミュージカル部門演出賞を受賞したサム・ゴールドが手掛ける『ハムレット』は、ブルックリンのシアター・フォー・ニュー・オーディエンスで、2017年春に開幕予定。