先日、映画『ピースオブケイク』の劇中劇『ツチノコの嫁入り』を、映画と同時上演し話題となった劇団鹿殺しが、2016年に活動15周年を迎える。今回、その記念公演第一弾として『キルミーアゲイン』の上演が発表され、同時にメインビジュアルも公開された。今作には、舞台のみならず大河ドラマ『花燃ゆ』や、映画・雑誌と幅広く活躍する大東駿介をはじめ、細貝圭、河野まさと(劇団☆新感線)らをゲストに迎え、公演と15周年yearを盛り上げていく。
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『キルミーアゲイン』について、詳しいストーリーは明かされていないが、劇場を舞台とした喜劇と悲劇が交互に描かれる作品だという。上記ゲストのほか、菜月チョビ、丸尾丸一郎、オレノグラフィティ、橘輝、鷺沼恵美子、浅野康之、峰ゆとり、近藤茶、木村アヤナ、メガマスミ、椙山聡美など多数の俳優が出演する。
また、同劇団の座長・演出を務める菜月、そして同劇団の代表・作家を務める丸尾より、15周年に寄せたコメントが到着したので紹介しよう。
◆菜月チョビ
「大学3年の夏、丸尾先輩に劇団を作りたいと打ち明けて、高架下の公演でのぼりを殴り書きしてポスター貼って。やってきた入交君に渡された「燃えて鹿殺し」のMD。巻き込まれた魚顔の19歳、オレノ。特にブレイクせぬまま東京へ。鹿ハウスの共同生活から今まであっという間すぎて振り返るにはまだ早い!これからも電車は見ていてくれる奇特なお客様の応援とたくさんの地を乗せて走り続けます。15歳まで育った劇団鹿殺しの今を15年分詰め込んだお祝いイヤーの始まり。お見逃しなく、お祝いに来てください!」
◆丸尾丸一郎
「まさか15年も続くなんて思っていなかった。続ける気があったら、劇団鹿殺しなんて名前付けなかっただろう。大勢の人に支えられ、裏切られ、怒られて、迷惑をかけて、これまで舞台を作ってきた。これからだって、きっとそうするだろう。逃げるという選択肢は無い。願わくば、物語を書くのが上手くなりたい。圧倒的な才能が欲しい。周りの人を幸せにしたい。ジタバタしている内に、30周年も明るい未来もすぐそこだ」
劇団鹿殺し活動15周年記念公演『キルミーアゲイン』、東京公演は2016年1月9日(土)~1月20日(水)まで本多劇場にて、大阪公演は2016年1月28日(土)~1月31日(水)までABCホールにて上演される。