2026年6月から7月にかけて、PARCO PRODUCE2026『カッコーの巣の上で』が上演されることが決定した。演出は松尾スズキ、主演は間宮祥太朗が務め、共演には坂東龍汰、皆川猿時、江口のりこら実力派キャストが名を連ねた。

精神病院を舞台に「自由」と「尊厳」を問う名作
ケン・キージーの小説『カッコーの巣の上で』(1962年発表)は、1960年代の精神病院を舞台に、人間の尊厳と社会の不条理を描いた世界的名作。1975年のジャック・ニコルソン主演による映画化で映画史に名を刻み、デール・ワッサーマン脚色による舞台版もトニー賞リバイバル作品賞を受賞するなど、演劇史においても燦然と輝く作品だ。
日本では1978年の初演以降繰り返し上演されてきた本作が、今回、松尾スズキの演出により新たに生まれ変わる。人間が抱える闇や歪みをブラックユーモアに変えエンターテインメントへと昇華させる松尾の手腕により、今この時代にこそ響く人間賛歌の物語が誕生する。
間宮祥太朗が型破りなアウトローに!実力派揃いのキャスト陣

主人公の型破りなアウトロー、マクマーフィーを演じるのは間宮祥太朗。陽気なマクマーフィーが周囲の心を次第に変えていくさまをエネルギッシュに体現する。
さらに、吃音のせいで周囲にバカにされてきた気弱な青年患者ビリーに坂東龍汰、ラチェッドの言いなりで優柔不断な医師スパイビィに皆川猿時、そして精神病院の患者たちを監視・統制している看護婦長ラチェッドを江口のりこが演じる。
PARCO PRODUCE2026『カッコーの巣の上で』は、2026年6月7日(日)から6月29日(月)まで東京・PARCO劇場にて上演後、愛媛、大阪、北九州、仙台を巡演する。
あらすじ
オレゴン州立精神病院。
ここでは絶対権力を持つ看護婦長ラチェッドによる指揮のもと、入院患者を監視・統制している。
そんな精神病院に、陽気で破天荒な若い男が入院してきた。男の名はランドル・P・マクマーフィー。マクマーフィーは刑務所の強制労働から逃れるため、精神異常を装っていた。
患者の人間性までも統制しようとするラチェッドの管理体制に反発するマクマーフィー。そんな彼の行動や言動は、それまで無気力だった入院患者たちに生きる気力を与えていく。
ある夜、マクマーフィーは女友達を病院に連れ込み、パーティを催し、今まで吃音のせいで女性経験がなかった入院患者のビリーに女友達をあてがう。ところが、その乱痴気騒ぎをラチェッドに知られてしまい・・・。
演出家・キャストコメント
松尾スズキ(演出)
かねてより付き合いのあったミュージカル俳優のSくんが、いつの間にかパルコの人となり、「どうしても松尾さんに『カッコー~』を演出してほしい」と言われ、実はわたしも、何度も映画を見直すほど『カッコー~』が好きだったので快諾しました。自分が演出したらどうなるのだろうと思いめぐらすこともあったほどなので、ウィンウィンです。自由を体現するトリックスター「マクマーフィー」を誇張なく演じるなら、間宮君がぴったり。彼を抑圧し屈服させようとする「ラチェッド」には、江口さんがぴったり。理想のキャスティングが実現しました。いつもそうですが、全力で演出させていただきます。
間宮祥太朗(マクマーフィー役)
かの名作『カッコーの巣の上で』を松尾スズキさんが演出する、これを聞いただけでもうドキドキするには充分過ぎました。前回の『ツダマンの世界』から約4年、再び作品に声をかけてくださったことをとても嬉しく思いました。そして今回ご一緒させていただくキャストの皆さんを聞き、より一層期待が膨らんでおります。
強烈な個性が散らばった舞台上で、どのようなドライブを感じられるのか。今から楽しみです。
江口のりこ(ラチェッド役)
この度、松尾スズキさん演出の舞台に再び出演させて頂けるとの事、大変嬉しく思っています。しかも映画史に残る名作『カッコーの巣の上で』です。この映画を初めて観たとき、人間が怖くなって眠れませんでした。私、実は松尾さんの事も少し怖いです。
でも共演者は愉快な方ばかりなのでホッとしています。劇場でご覧になるのを楽しみにしていて下さい。
坂東龍汰(ビリー役)
大好きな『カッコーの巣の上で』という作品に自分が参加させていただけると聞いた時は素直に嬉しかったです。今まで観る側として楽しませていただいていた松尾スズキさんが演出を手がけられるということで、尚更楽しみになりました。
あのエネルギーと、見終わった後に来る満ち溢れる幸福感に毎度胸がいっぱいになっていました。笑いとシリアスのバランスを模索しながら、ビリーという役を生き抜けたらと思います。
ぜひ劇場でご覧いただけると嬉しいです。
皆川猿時(スパイビィ役)
正直に申し上げます。私、ジャック・ニコルソンの顔が昔っから苦手でして(笑)。なんか怖いんすよね〜。そんなわけで、映画『カッコーの巣の上で』敬遠してきちゃいましたっ。私にとっちゃ、とっつきにくい名作なんです(笑)。まあでも、主演の間宮くんも、江口さんも、坂東くんもとっつきやすい人だから、ひとまず安心(笑)。金子清文さんとは32年ぶり。そして、『クワイエットルームにようこそ』に続いての松尾さんの演出。楽っしみ〜。
PARCO PRODUCE2026『カッコーの巣の上で』公演情報
| 公演情報 | |
|---|---|
| タイトル | PARCO PRODUCE2026『カッコーの巣の上で』 |
| 公演期間・会場 | 【東京公演】2026年6月7日(日)~6月29日(月) PARCO劇場 【愛媛公演】2026年7月4日(土)~7月5日(日) 愛媛県県民文化会館 メインホール 【大阪公演】2026年7月10日(金)~7月13日(月) 森ノ宮ピロティホール 【北九州公演】2026年7月18日(土)~7月19日(日) J:COM 北九州芸術劇場 大ホール 【仙台公演】2026年7月24日(金)~7月26日(日) 仙台銀行ホール イズミティ21 大ホール |
| スタッフ | 原作:ケン・キージー 脚色:デール・ワッサーマン 翻訳:高田曜子 演出:松尾スズキ |
| キャスト | 間宮祥太朗、坂東龍汰、近藤公園、山口航太、菅原永二、黒田大輔、徳井優、金子清文、篠原悠伸、片山萌美、東野良平、吉田ヤギ、中野亜美、田尻祥子/皆川猿時、江口のりこ |
| チケット情報 | 【東京公演】2026年4月11日(土)一般発売 【愛媛公演】2026年4月11日(土)10:00~一般発売 【大阪公演】2026年6月7日(日)10:00~一般発売 【北九州公演】2026年4月18日(土)10:00~一般発売 【仙台公演】2026年4月11日(土)10:00~一般発売 |
| 公式サイト | https://stage.parco.jp/program/cuckoo/ |







