2015年8月19日(水)より、オックスフォード大学演劇協会(OUDS)来日公演『ロミオとジュリエット』が、東京芸術劇場 シアターウエストと彩の国さいたま芸術劇場 小ホールにて上演される。シェイクスピア作品の中でも言わずと知れた傑作悲劇『ロミオとジュリエット』を単なる古典作品とせず、OUDSならではの視点で上演する。
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オックスフォード大学演劇協会とは、1885年に創立されたイギリス・オックスフォード大学でも最も大きな演劇組織。創立130年の歴史と伝統を誇り、常に若い才能を育み続けている。卒業生には、映画『Mr.ビーン』の“Mr.ビーン”ことローワン・アトキンソン、『ラブ・アクチュアリー』のイギリス大統領役など、ラブ・コメディには欠かせない俳優の一人ヒュー・グラント、2014年アカデミー賞主演女優賞にノミネートされ『スター・ウォーズ』スピンオフ作品(2016年公開予定)にもヒロイン役として出演が決定し、注目を集めている若手女優フェリシティ・ジョーンズなどがいる。
本作の舞台は近未来の“ヴェローナ”。暴力がはびこり、暴力によってのみ秩序が保たれている。政治は全ての妥協の余地なく、完全に分裂している。今は、同性愛者の結婚は合法だが、国は夢遊病のように右傾化へと歩を進め、今の状態が続く保証などどこにもない。
ある夜、敵対する名家のふたりの女性、ロミオとジュリエットは恋に落ち、お互いに求めあう。彼女たちは、すぐに結婚しようとするが…。
オックスフォード大学演劇協会来日公演『ロミオとジュリエット』は2015年8月19日(水)・20日(木)の2日間、東京芸術劇場 シアターウエストにて、8月22日(土)に彩の国さいたま芸術劇場 小ホールで上演される。