封印した“過去”が暴かれていく―井上芳雄主演『正しい教室』WOWOWにて7月4日放送

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『モーツァルト!』『組曲虐殺』などで数々の賞を受賞、先日は『第69回トニー賞授賞式』でスペシャルサポーターを務め、現在はミュージカル『エリザベート』に出演中。ミュージカルやストレートプレイで幾度となく高い評価を受けてきた井上芳雄が、再びストレートプレイに挑んだ作品「井上芳雄主演『正しい教室』(作・演出/蓬莱竜太)」が2015年7月4日(土)WOWOWにて放送される。

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ある地方の小学校の教室。祝日にもかかわらず教師の菊池は、気に掛かる生徒の親に電話をかけていた。菊池は、“良い教師”として地域でも評判の先生だ。そこへ、小学6年生当時の同級生、不知火、坂田、漆原、水本が続々とやって来る。今日は、かつて過ごしたこの教室で同窓会を開くことになっていたのだ。昔話で盛り上がる中、クラスの“マドンナ”だった小西も妹・蘭に付き添われて到着。実はこの会は、子どもを事故で亡くした小西を励ます目的で、学級委員長だった菊池が催したものだった。
和やかに会が進むかと思われたとき、招待した覚えのない人物が教室に入ってくる。暴力教師として生徒から嫌われていた担任の寺井だ。不穏な空気が流れる中、遠慮を知らない寺井の物言いも手伝い、次々と封印されていた過去の事実が明らかにされていく。

作・演出は『まほろば』で第53回岸田國士戯曲賞を受賞した蓬莱竜太。今回、蓬莱が描いたのは人間の心理を深く洞察した会話劇だ。「正しい」のは誰で、一体何が「正しい」のか―。「正しさ」を求められる教室で、蓬莱が登場人物たちの言葉、人生を通じて観る者に語りかける。

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出演は、井上のほか、鈴木砂羽、前田亜季、高橋努、岩瀬亮、有川マコト、小島聖、そして近藤正臣。いずれ劣らぬ実力派俳優たちが緊迫感のある舞台を作り上げる。 

「井上芳雄主演『正しい教室』(作・演出/蓬莱竜太)」は、2015年7月4日(土)WOWOWライブにて放送。

撮影:渞(みなもと)忠之

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