2015年1月4日(日)に閉幕予定だったブロードウェイミュージカル『It’s Only a Play』が、好評につき3月29日(日)まで公演が延長されたことは、以前お伝えしたとおり。これに伴うキャスティング変更で、劇中で監督フランク役を務めていたルパート・グリント(『ハリー・ポッター』)からモーリク・パンチョリー(『30 ROCK/サーティー・ロック』)へバトンタッチされたが、今回スケジュールの都合でモーリクが降板、代わって『グレイズ・アナトミー』でジョージ・オマリー役を演じたT・R・ナイトが後任の座に就いたことがわかった。
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『It’s Only a Play』は、劇作家ピーター・オースティンによる舞台の初公演日に、出演俳優や監督らがバックステージで巻き起こす騒動が描かれる作品だ。米BROADWAY.COMによると、本作はさらに公演日が、3月29日から6月7日(日)まで延長されることとなり、舞台『The Iceman Cometh』への出演で、一旦TV俳優ジェイムズ・ウィッカー役を登板していたネイサン・レインが再登板することも決定。T・Rはネイサンと共に3月31日(火)から登板し、閉幕日まで出演することとなる。
T・Rは、二人劇『ライフ・イン・ザ・シアター』(日本では2006年に市村正親、藤原竜也で上演)でパトリック・スチュアート(『X-MEN』シリーズ)と共演したこともあり、昨年12月から1月にかけて限定上演されたオフブロードウェイの舞台『Pocatello』にも出演。このほか『パレード』といった作品でも舞台を踏んでいる彼は、TVコメディシリーズ『Charlie Lawrence』でネイサンと共演している。
なお、『It’s Only a Play』の残りの出演者、劇作家オースティン役のマシュー・ブロデリック(『プロデューサーズ』)と批評家役のF・マーリー・エイブラハム(『アマデウス』)、女優役のストッカード・チャニング(『ザ・ホワイトハウス』)らは、そのまま続投する。本作は、バーナード・B・ジェイコブス劇場にて絶賛上演中。