ミュージカル『レイディ・ベス』いよいよ開幕!奥田いろは(乃木坂46)・小南満佑子が歩む“新生”ベスの物語【会見レポート】

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ミュージカル『レイディ・ベス』が、2026年2月9日(月)に東京・日生劇場にて開幕を迎える。ミュージカル『レイディ・ベス』の初日前日囲み取材会が行われた。8年ぶりの上演となる本作は、演出の小池修一郎による大胆な改訂が施された「2026年版」として、改めて産声を上げる。

会見には、Wキャストで主演を務める奥田いろは(乃木坂46)と小南満佑子、そして有澤樟太郎・手島章斗、丸山礼・有沙瞳が登壇した。

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目次

『レイディ・ベス』とは:あらすじと見どころ

本作は、約45年の長きにわたり英国に繁栄をもたらした女王エリザベス1世の、波乱に満ちた半生を描く歴史ロマン大作。『エリザベート』『モーツァルト!』という世界的人気作を生み出した巨匠ミヒャエル・クンツェ(脚本・歌詞)とシルヴェスター・リーヴァイ(音楽)、そして日本を代表する演出家・小池修一郎がタッグを組み、2014年に世界初演を迎えた。2017年に再演、2022年にはスイスで上演され、日本での待望の再々演を迎える。

物語の舞台は16世紀イギリス。国王ヘンリー8世の娘でありながら、母を処刑された過去を持つベスは、片田舎でひっそりと暮らしていた。理知と好奇心に満ちた彼女は、吟遊詩人ロビン・ブレイクと出会い、自由な生き方に反発しながらも恋心を抱いていく。しかし、姉である現国王メアリー・チューダーへの反逆の疑いをかけられ、運命は一変。ロンドン塔への投獄という試練を経て、彼女は「国のための人生」か「一人の女性としての幸せ」か、究極の選択を迫られることになる・・・。

今回の上演より、タイトルを『レディ・ベス』から『レイディ・ベス』に改題。ベスが「クイーン」になるプロセスが描かれている物語として、原点に立ち返ったと、演出の小池は製作発表で明かしていた。

「自分を信じて、ベスとして生きる」初主演コンビの覚悟

会見では、幕開けを翌日に控えたキャスト陣が語った「新生ベス」への決意と手応えから、タイトル改題の意図が伝わってきた。

今回ミュージカル初主演という大役に挑む奥田いろはは、「数日前から舞台稽古で日生劇場に来たのですが、お衣裳、セット、照明、オーケストラ、もう全てが豪華で!客席から見ていてもずっと楽しくて。お稽古期間はとにかくがんばってきたので、あとは自分を信じて、ベスとして生きるぞ!という気持ちです」と目を輝かせた。

同じくWキャストでベスを演じる小南満佑子は「2ヶ月のお稽古を経て劇場に入り、ついに“この瞬間がきた”という感覚が強いです。カンパニー一丸となって、2026年の『レイディ・ベス』を皆様にお届けできることがとても楽しみです。完成度をさらに磨き上げていきたいです」と、期待と緊張をにじませた。

有澤樟太郎の「気合十分!」宣言に会場は爆笑

一方、吟遊詩人ロビン役の有澤樟太郎は、開口一番「気合十分といったところでしょうか!」と発声。「もう一言!」と周囲に笑いながら求められると、ツッコまれ待ちだったのか「ちゃんと用意してます(笑)」とはにかみつつ、「改訂された新たな『レイディ・ベス』ということで、何としても期待以上のものを作らないといけないという思いがありました。前回、前々回が本当に素晴らしい作品でしたから、前任の方々を超えるというのはおこがましいですが、2026年ならではの、俺たちの『レイディ・ベス』の色を濃く出していきたいです」と覚悟を口にした。

一方、ロビン役の手島章斗は「劇場入りして、衣裳を着て場当たり稽古をする中で気づくことがたくさんあり本番に向けて、まだまだできることがあるなと感じています。とは言っても、本番が楽しみでワクワクしている気持ちが一番です!ロビンとして自由に気ままに楽しみたいと思います」と、役柄らしい軽やかな笑みを見せた。

ミュージカル“激ハマり”の丸山礼、Wキャスト有沙瞳のアドバイスをモノマネで再現

今回、最大のサプライズの一つと言えるのが、メアリー役を務める人気ものまねタレント・丸山礼のミュージカル初参戦だ。丸山は「いろんなものが新鮮に見えて、知らなかった自分に気づけたりしています。DVDでたくさん観てきた物語の世界に自分がいるなんて、本当に信じられなくて!小池先生や、先輩方から居ずまいや細かな動作をたくさんを教わりながら、挑んでまいりました。自分の緊張はどこかに置いておいて、楽しむぞ!という気持ちを持っていきたいと思っております」と勢いよく心境を吐露。

同役のWキャスト、有沙瞳も「お稽古場から今日まであっという間でした!いいものにしたいという気持ちで取り組んできてたからこそ、濃い毎日を過ごさせていただいたと思っています。カンパニー一丸となって、大千穐楽までお客様に素敵な舞台をお届けできるようにがんばりたいなと思っております」と笑顔を見せた。

ちなみに、丸山は、初ミュージカルに「激ハマりです!」とのこと。「小池先生がたまたま私を見かけてくださって、オーディションに参加してみないかとオファーをいただいたんですけれども。ドラマや映画とかよりも長い時間、皆さんとご一緒しながら同じシーンを何回も何回も繰り返したりする、演劇の魂の入れ方に精神力を鍛えられる感じがして、ゾクゾクしました」と、まさに“激ハマり”の様子。

本作ではキャット・アシュリー役を演じる吉沢梨絵は、メアリー役の経験者ということで「特別顧問」として丸山を支えていたという。そして、やはりWキャストの有沙の存在が大きかったようで「有沙さんは先生でした。有沙さん、関西弁がチャーミングなんですよ!『礼ちゃん、ここやで!』『今の立ち位置は三番やから』とか親身に教えてくださいまして」と、有沙のモノマネ(?)で、“直伝指導”を再現。これに、有沙だけではなく全員爆笑。カンパニーの雰囲気の良さを感じさせた。

脚本刷新から衣裳・音楽までこだわり抜いたブラッシュアップ

注目は、脚本・歌詞のブラッシュアップ具合だ。8年ぶりの上演となる今回の見どころについて、奥田は「脚本や歌詞が前回からガラッと変わっていて、より感情移入しやすくなったように感じます。歴史ものだから難しい?勉強して行った方がいい?と聞かれたりしたんですけど、いい意味でラフに観ていただけるんじゃないかなって思っています」と分析。

小南は「(今着ている)このベスの衣裳は新たに作られたものなのですが、実は総シルクをスタッフさんが手染めで染めてくださったんです。衣裳デザイナーの生澤美久さんが細部にわたって、すごく繊細かつ豪華な衣裳を作ってくださいました。時代物の作品は、ドレスやウィッグの力がすごく大きく、役を作る上での大切なピースです」と、クリエイティブチームへの感謝の気持ちを語った。また音楽についても、海外チームが来日し、歌だけでなくオーケストラの細部まで意見を出し合い、より良い作品にするために動いていたという。

「強さのベス」と「弱さのベス」有澤樟太郎が語るWキャストの妙

有澤は、2026年版の見どころは「なんといっても、タイトルロールのお二人なんじゃないかなと思います」と絶賛。「稽古に入ってみると、気合と食らいつく必死さは同じでも、二人のベスが全く違ったんです。片や『強さ』が魅力のベス、片や『弱さ』が魅力のベス。ロビンとしては、やっていてすごくワクワクするし、このベスに影響を与えたいと思わせてくれます。なので、2026年のベスは、タイトルロールのお二人に背負っていただきたいなと!」と期待を投げかけると、二人はびっくり顔になりながらも「がんばろう」と顔を見合わせていた。

これを受け、奥田も「同じ台本なのに全然違うベスが出来上がっていて。観ながら『そういう解釈もあるんだ!』といっぱいお勉強させていただきました。すごく刺激的でした」と語り、小南も「ここまで二人三脚でお稽古を進めてきましたので、すごく大きな信頼感があります。本番が始まるとなかなか会えなくなってしまうので寂しいんですけど、お互いを想って、二人で走り抜けたいと思います」と、Wキャストならではの絆を強調した。

取材会の最後、奥田が代表して「全員が全力で生きてまいりますので、ぜひ見届けていただけたらと思います!」と晴れやかな表情で会見を締めくくった。

宿命に立ち向かう一人の“レイディ”と呼ばれた少女の物語。過去の成功に安住することなく、クリエイターと新キャストたちが、物語の“真”をとらえ直すべく向き合ってきた2026年版『レイディ・ベス』が、まもなく幕を開ける。

(取材・文・会見写真/エンタステージ編集部 1号)

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ミュージカル『レイディ・ベス』公演情報

公演情報
タイトル ミュージカル『レイディ・ベス』
公演期間・会場 【東京公演】2026年2月9日(月)~3月27日(金) 日生劇場

【福岡公演】2026年4月4日(土)~4月13日(月) 博多座
【愛知公演】2026年5月3日(日)~5月10日(日) 御園座

スタッフ 脚本/歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽/編曲:シルヴェスター・リーヴァイ
演出/訳詞/修辞:小池修一郎(宝塚歌劇団)
キャスト レイディ・ベス 役(Wキャスト):奥田いろは(乃木坂46)/小南満佑子
ロビン・ブレイク 役(Wキャスト):有澤樟太郎/手島章斗
メアリー・チューダー 役(Wキャスト):丸山礼/有沙瞳
フェリペ 役(Wキャスト):内海啓貴/松島勇之介
シモン・ルナール 役:高橋健介
ガーディナー 役:津田英佑
キャット・アシュリー 役:吉沢梨絵
アン・ブーリン 役:凪七瑠海
ロジャー・アスカム 役(Wキャスト):山口祐一郎/石川禅 ほか
チケット情報 【東京公演】料金(全席指定・税込)
平日:S席15,000円/A席10,000円/B席5,000円
土日祝日・千穐楽:S席16,000円/A席11,000円/B席6,000円
チケット一般前売開始: 2026年1月10日(土)
公式サイト https://www.tohostage.com/ladybess/
公式SNS @toho_stage
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この記事を書いた人

ひょんなことから演劇にハマり、いろんな方の芝居・演出を見たくてただだた客席に座り続けて〇年。年間250本ペースで観劇を続けていた結果、気がついたら「エンタステージ」に拾われていた成り上がり系編集部員です。舞台を作るすべての方にリスペクトを持って、いつまでも究極の観客であり続けたい。

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