松尾スズキの『現代、野蛮人入門』が紙と電子書籍で同時発売

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株式会社ブックウォーカーが展開するコンパクトな電子書籍専用レーベル【カドカワ・ミニッツブック】の連載から、角川SSC新書『現代、野蛮人入門』 が発売される。著者は大人計画主宰の松尾スズキ。「カドカワ・ミニッツブック」とは、30分前後で読み切れる電子書籍専用のレーベルで、現在、KADOKAWAグループの170タイトル以上が発売されている。

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【カドカワ・ミニッツブック】の人気連載「松尾スズキのやさしい野蛮人入門」は、松尾にとって初めての新書になる。演劇界のガラパゴスと言われる大人計画を主宰し、作家、演出家、俳優、映画監督、脚本家として活躍する松尾。その一方で日々のブログも怠らない52歳。幼少の頃より、様々な「生きづらさ」や「ストレス」を抱えてきた松尾の思考のインナーマッスルにあるのは、「野蛮であれ」という心の解放だ。

以下、本文より抜粋する――。

わたしの作品を観たり読んだりした人はすぐに感じるでしょうが、もちろんわたしの心の中にも野蛮人はいます。かなり凶暴なほうだと思います。―中略―初めてわたしに会う人は、「松尾は常日頃、どれだけ恐ろしいことを考えているんだろう」と、びびる人もいます。しかし、わたしの作品は、抑圧的な自分から解放されたいもう一人のわたしの姿です。タクシーの運転手に変な道を行かれたら、すかさず文句をたれる。まずいラーメン屋に入ったら、「にいちゃん、まずかったぜ」と捨て台詞を残して去る。性根が優しいので、ふだんそういうことができないぶん、心の中の野蛮人が巨大化していくのです。だって、心の中では、なにしたっていいんですから。

角川SSC新書『現代、野蛮人入門』は、12月5日(金)KADOKAWAより発売&各電子書籍ストアより配信スタート。また同日より12月30日(火)まで、東京・Bunkamuraシアターコクーンにて、1月8日(木)~18日(日)まで大阪・シアターBRAVA!にて、伝説のミュージカル『キレイ~神様と待ち合わせした女~』が上演される。

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