2014年9月8日(月)から10月5日(日)まで、新宿南口・紀伊國屋サザンシアターにて、こまつ座第106回公演・紀伊國屋書店提携作品『きらめく星座』が上演されることとなった。
本作は、こまつ座の旗揚げ翌年となる1985年に、井上ひさし自身が演出して初演されている。太平洋戦争が迫る昭和15年の東京・浅草のレコード店を舞台に、昭和16年12月7日までの約1年間を懸命に、そして活き活きと生きた一家を描く。「昭和庶民伝三部作」の第一作目であり、また井上得意の音楽劇の代表作として、劇中ではピアノの生演奏にのせて、「青空」「一杯のコーヒーから」など昭和初期の流行歌が舞台を弾ませ、その一方で戦争の愚かしさを痛切に訴える名作である。
5年ぶりの上演となる今回は、ドラマ『家族狩り』で強烈な印象を残している秋山菜津子をはじめ、ドラマ『相棒』の山西惇、ミュージカル界のホープでソリストグループ「ESCOLTA」としても活躍する田代万里生など個性豊かな実力派キャストが顔を揃える。演出は井上から絶大な信頼を受けた栗山民也が前回に引き続き務める。
なお、本公演では、こまつ座30周年を記念し、豪華ゲストによるスペシャルアフタートークショー(後述)と、お客様にご応募頂く「人間にキャッチコピーをつけるなら?」キャンペーンが実施される。詳しくは公式サイトにてご確認を。
こまつ座第106回公演・紀伊國屋書店提携作品『きらめく星座』は、2014年9月8日(月)~10月5日(日)まで、新宿南口・紀伊國屋サザンシアターにて、他、兵庫・仙台・山形(寒河江市、川西町)にて上演される。
<スペシャルアフタートーク ラインナップ>
◇9月10日(水)13:30公演後
湯川れい子(音楽評論家・作詞家) ―音楽で勇気づけられたこと―
◇9月11日(木)13:30公演後
村松友視(作家) ―『きらめく星座』の肌合い―
◇9月15日(月・祝)13:30公演後
秋山菜津子・山西惇・久保酎吉・田代万里生
―出演者が見た、演じた井上作品 パートⅠ―
◇9月18日(木)13:30公演後
馬場マコト(クリエイティブ・ディレクター/ノンフィクション作家)
―時代と広告―
◇9月23日(火・祝)13:30公演後
山西惇・田代万里生・後藤浩明・木場勝己 ―井上音楽劇へようこそ―
◇9月25日(木)13:30公演後
服部克久(作・編曲家) ―音楽と時代の結びつき―
◇9月28日(日)13:30公演後
大沢悠里(ラジオパーソナリティー) ―ラジオとわたし―
◇10月3日(金)13:30公演後
田代万里生・木村靖司・深谷美歩・木場勝己
―出演者が見た、演じた井上作品 パートII―