2023年10月に、モボ・モガプロデュース『多重露光』の上演が決定した。4作目となるモボ・モガプロデュース最新作は、稲垣吾郎主演で、劇作家、横山拓也による書き下ろし。演出には、読売演劇大賞演出家賞を受賞の眞鍋卓嗣を迎える。
モボ・モガプロデュースでは、『家族のはなしPART1』(作・演出:淀川フーヨーハイ、あべの金欠/主演:草彅剛、2019年・2021年)、『君の輝く夜に~FREE TIME,SHOW TIME~』(作・演出:鈴木聡/主演:稲垣吾郎、2019年)、『恋のすべて』(作・演出:鈴木聡/主演:稲垣吾郎、2022年)などを上演。
今回は、「本当に撮りたい写真なんかあるわけない」と鬱々とした日々を送る中で、あるきっかけから自分の求める愛を人生の中に収めようとする町の写真館を細々と営むカメラマンの人生を描く。
上演発表にあたり、稲垣は「僕は最近、写真に興味を持っています。オフでも身近にカメラのある生活をしているので、この企画を伺い、「多重露光」という作品に縁を感じました。稽古は始まっていませんが、まだ見たことない自分に出会えるような予感がします。皆さん、楽しみにしていてください」とコメントを寄せている。
出演は、稲垣のほか、真飛聖、竹井亮介、橋爪未萠里、石橋けい、相島一之、ほか。
モボ・モガプロデュース『多重露光』は、10月6日(金)から10月22日(日)まで東京・日本青年館ホールにて上演される。
モボ・モガプロデュース『多重露光』公演情報
上演スケジュール
2023年10月6日(金)~10月22日(日) 日本青年館ホール
スタッフ・キャスト
【脚本】横山拓也
【演出】眞鍋卓嗣
【出演】
稲垣吾郎/真飛聖 竹井亮介 橋爪未萠里/石橋けい 相島一之
ほか
あらすじ
「生涯かけて撮りたいものを見つけなさい」
親からの漠然とした言いつけに、僕は呪われている。
町の写真館を細々と営むカメラマンに、本当に撮りたい写真なんかあるわけない。
鬱々とした日々の中、突如現れたのは、あの家族写真に写る“お嬢様”だった。
山田純九郎(稲垣吾郎)は、写真館の2代目店主。戦場カメラマンだった父(相島一之)には会ったことがなく、町の写真館の店主として人気のあった母(石橋けい)からは理不尽な期待を背負わされた子供時代。
写真館で育ち、写真に囲まれた人生は、常に写真に苦しめられてきた人生でもあった。
毎年、愛に溢れた家族写真を撮る裕福な同級生の一家があった。
45歳になった純九郎の元に、その憧れの一家の“お嬢様”であった麗華(真飛聖)が訪ねてきた。
純九郎は、かつて強く求めた家族の愛情に触れられそうな予感をもつ。親の威光、無関心、理不尽な期待、そして、隠し持った家族写真・・・それらが多重露光の写真のように純九郎の頭の中に常にあって、幸せという未来の焦点がなかなか合わない。幼馴染(竹井亮介)や、取引先の中学校教員(橋爪未萠里)が何かと気にかけてくれるが、純九郎に欠落した愛情が埋まることはなかった。純九郎は、自分の求める愛を、人生の中に収めることができるのだろうか。
公式サイト
【公式サイト】https://tajuroko.com/
【公式X(旧Twitter)】https://twitter.com/tajuroko