2023年1月より東京・浅草公会堂にて上演される『新春浅草歌舞伎』の演目と配役が発表された。第1部は『双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)引窓』、『男女道成寺(めおとどうじょうじ)』。第2部は近松門左衛門作『傾城反魂香(けいせいはんごんこう)土佐将監閑居の場』、河竹黙阿弥作『連獅子(れんじし)』を上演。前回に引き続き、尾上松也を筆頭に、中村歌昇、坂東巳之助、坂東新悟、中村種之助、中村隼人、中村橋之助、中村莟玉ら若手俳優が出演するという。
松竹は昭和55年(1980年)正月に戦後しばらく途絶えていた浅草での歌舞伎興行を「初春花形歌舞伎」として復活させて以来、浅草公会堂にて初芝居の公演を行っている。“若手歌舞伎俳優の登竜門”としても定着しており、エネルギー溢れる舞台となっている本公演だが、新型コロナウイルスの影響で公演開催が見送られていた。この度、浅草公会堂のリニューアルを経て、3年ぶりに本作を上演することとなった。
『双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)引窓』は、南与兵衛後に南方十次兵衛役を中村隼人、濡髪長五郎役を中村橋之助、女房お早役を坂東新悟が務めることに。また、『男女道成寺(めおとどうじょうじ)』は、白拍子桜子実は狂言師左近役を坂東巳之助、白拍子花子役を坂東新悟、『傾城反魂香(けいせいはんごんこう)土佐将監閑居の場』は、浮世又平後に土佐又平光起役を中村歌昇、女房おとく役を中村種之助、土佐修理之助役を中村莟玉。狩野雅楽之助役を尾上松也が演じる。そして、『連獅子(れんじし)』では、狂言師右近後に親獅子の精役を尾上松也、狂言師左近後に仔獅子の精役を中村莟玉。法華の僧蓮念役を中村種之助。浄土の僧遍念役を中村歌昇が務めるという。
『新春浅草歌舞伎』は1月2日(月)から1月24日(火)まで東京・浅草公会堂にて上演。
『新春浅草歌舞伎』公演情報
上演スケジュール
2023年1月2日(月)~1月24日(火) 浅草公会堂
キャスト
【出演】
尾上松也 坂東巳之助 中村種之助 中村橋之助 中村莟玉 中村隼人 坂東新悟 中村歌昇
公式サイト
【公式サイト】https://www.kabuki-bito.jp/theaters/other/play/796
【公式Twitter】@asakusa_kabuki