スタジオジブリの宮崎駿監督による不朽の名作映画「もののけ姫」が、スーパー歌舞伎『もののけ姫』として2026年7月・8月に東京・新橋演舞場で上演されることが決定。あわせて、主人公のアシタカ役を市川團子、ヒロインのサン役を中村壱太郎が務めることが発表された。

『ヤマトタケル』から40年・・・ジブリの名作がスーパー歌舞伎として蘇る!
1986年、歌舞伎の伝統と現代的な演出を融合させ、演劇界に新たなジャンルを確立したスーパー歌舞伎『ヤマトタケル』。その初演から40周年を迎える2026年、新たなスーパー歌舞伎作品として誕生するのが本作『もののけ姫』だ。
原作は、公開から四半世紀以上経った今もなお愛され続け、先日行われた4Kデジタルリマスター上映でも大きな反響を呼んでいる宮崎駿監督の映画「もののけ姫」。壮大な自然と人間の物語、そして「生きろ。」という力強いメッセージが、スーパー歌舞伎ならではのスペクタクルとダイナミックな演出によって舞台上に蘇る。
次代を担う市川團子と中村壱太郎の顔合わせ

呪いをかけられた少年・アシタカを勤めるのは、澤瀉屋の芸を受け継ぎ、スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』でも主役・小碓命を務め上げ、早替りや宙乗りで観客を魅了した市川團子。山犬に育てられた少女・サンを勤めるのは、同じく『ヤマトタケル』で兄橘姫・弟橘姫などを熱演し、自主公演『ART歌舞伎』の成功など多岐にわたる活躍を見せる中村壱太郎。次代の歌舞伎界を担う二人の若き才能が、満を持してスーパー歌舞伎の新作に挑む。
制作陣には、原作・宮崎駿をはじめ、オリジナル音楽に久石譲、脚本に丹羽圭子と戸部和久、演出に横内謙介といった豪華な顔ぶれが揃った。
キャストコメント
市川團子(アシタカ役)
祖父が亡くなった連絡を受け聴いた曲が「もののけ姫」の「アシタカせっ記」でした。
悲しみの中で「希望」を貰ったことを今でも鮮明に覚えています。
まだこのお話をいただく前のことで、何か運命的なものを感じてなりません。
スーパー歌舞伎は、祖父が歌舞伎の未来を見据え、今に生きる瑞々しくエネルギーに満ちた歌舞伎を目指し創られたものです。
その観点からも『もののけ姫』をスーパー歌舞伎で上演することは、とても意義があることだと感じています。
歌舞伎ファンの方には勿論、ジブリファンの方にも納得していただき、何よりも皆様に楽しんでもらえる作品になるよう、私も曇りなき眼で『もののけ姫』に挑みたいと思います。
中村壱太郎(サン役)
スーパー歌舞伎『もののけ姫』が来年上演されること、今からとても緊張と興奮を強く感じております。
「もののけ姫」は私が小学校の時に公開された作品、その時は何となくの記憶ではありましたが、改めて大人になってから作品を観て、何故かとても歌舞伎的な決め台詞の印象の残り方があると感じた思い出があります。
そしてとても素敵な久石譲さんの音楽。この壮大で、誰もが知る作品を「スーパー歌舞伎でやってよかった!」と思える、未来につながる作品の幕開けにしたいと思います!
スーパー歌舞伎『もののけ姫』公演情報
| 公演情報 | |
|---|---|
| タイトル | スーパー歌舞伎『もののけ姫』 |
| 公演期間・会場 | 2026年7月~8月 東京・新橋演舞場 |
| スタッフ | 原作:宮崎駿 オリジナル音楽:久石譲 脚本:丹羽圭子、戸部和久 演出:横内謙介 |
| キャスト | アシタカ:市川團子 サン:中村壱太郎 |
| チケット情報 | 後日発表 |
| 公式サイト | https://mononoke-kabuki.jp/ |







