『ナイツ・テイル』開幕！堂本光一、井上芳雄らがカーテンコールで噛み締めた初日を迎える喜び

2021年9月13日2024年8月9日

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『ナイツ・テイル』開幕！堂本光一、井上芳雄らがカーテンコールで噛み締めた初日を迎える喜び

2021年9月13日（月）に大阪・梅田芸術劇場メインホールにて、ミュージカル『ナイツ・テイル─騎士物語─』が開幕した。本作は、1634年に出版された喜劇『二人の貴公子』（The Two Noble Kinsmen）を原作としたジョン・ケアードの脚本・演出によるミュージカル作品。2018年に初演され、堂本光一、井上芳雄、音月桂、上白石萌音、島田歌穂、岸祐二、大澄賢也らメインキャストが再集結し、再演を迎えた。

本作は、今月9月7日（火）に開幕を予定していたが、定期的なPCR検査の結果を舞台スタッフ3名に新型コロナウイルス陽性者が確認されたため、9月12日（日）までの計8公演を中止していた。

本日9月13日（月）に、ようやく初日を迎えられたカンパニーの顔には、喜びが満ちていた。本記事では、カーテンコールの模様をレポートする。

興奮冷めやらぬ中、堂本は「皆さんご存知のように、初日という日が“今日”ということになってしまいましたが、こうして無事に幕を開けられたことにまず感謝したいなと思います」と挨拶。

そして、「もちろん、初日から中止になってしまった公演期間も、楽しみにしてくださっていた方がいらっしゃったと思います。その方たちにお見せできなかったことは本当に残念です」と、払い戻しになってしまった方々に思いを馳せながら、「こうして今、僕たちがステージに立てていること、ジョン・ケアードさん、井上芳雄くんをはじめとする素晴らしいキャストの皆さんとこの場に立てていることを心から嬉しく思います。話は短めにと言われましたので、この辺に（笑）。本日はありがとうございました」と感謝を述べた。

続いて挨拶しようとした井上だが、実はフィナーレの歌の最中にマイクが故障してしまうというトラブルに見舞われていた。そんな井上をカバーしようと、自分の口元にあるマイクを迷うことなく差し出す堂本。「あの、これは別に近寄りたいってわけじゃないんですよ！」と右往左往する井上の姿に、会場にはあたたかい笑いが巻き起こった。

なんとか良いポジションを見つけた井上は、堂本のマイクを借りながら「とにかく、本番ってなんて楽しんだろう！と感じ、オープニングから本当に感動しました。今、思うように公演ができないカンパニーもありますが、とにかく今日1日を無事に過ごすことだけを考えて、積み重ねていけたらいいと思っています。本当に皆さんありがとうございました！」と喜びを言葉にした。

音月は「こうして劇場に立って、皆様と時間を共有することはなんて幸せなんだろうと、今日、改めて感じました。客席、劇場に訪れることは叶わなくてもそれぞれの場所から熱いエールと想いを寄せてくださる皆様、元祖脱力系騎士の光一さんと芳雄さん、演出家のジョン、大好きなカンパニーと一緒にこの瞬間を迎えられてとっても幸せでした。私たちが表現する場所を全力で守っていきたいと思います」と感無量の様子。

そして、上白石も「今日この場に立って初日を迎えられて、拍手の音ってこんな幸せなものだったんだと感じました。まだまだ大変な時期ですけど、こういうことがあったからこそ気づけたこともあり、悪いことばかりじゃないんだなと思ったりもしています。みんなで一回一回を大切にお届けできるようにがんばります」と語った。

ミュージカル『ナイツ・テイル─騎士物語─』は、9月30日（木）まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演ののち、10月6日（水）から11月7日（日）まで東京・帝国劇場、11月13日（土）から11月29日（月）まで福岡・博多座で公演を行う。