2025年1月から3月にかけて、上演されることが決定したミュージカル『ケイン&アベル』。その新たなビジュアルと、出演する松下洸平と松下優也からのコメント動画が到着した。
『ケイン&アベル』ベストセラー小説を世界初演のミュージカルに
本作は、イギリスの国民的作家ジェフリー・アーチャーのベストセラー小説を原作に、東宝/キューブ製作により、世界初演されるオリジナル・ミュージカル。
物語の舞台は、20世紀初頭。ボストンの名家ケイン家に生まれ、祝福された人生を歩むウィリアム・ケイン。彼は銀行家の父の後を継ぐという、将来を約束された子としてこの世に生を受ける。同じ日にポーランドの山奥でヴワテグ(のちの、アベル・ロスノフスキ)は生まれ、猟師の子として貧困と劣悪な環境で育つ。
その後、その土地の城主に聡明さを買われ教育を受けるも、ドイツ侵攻により孤児となり度重なる苦難を乗り越えて、アメリカ渡る。ケインは銀行頭取に、アベルはホテル王へとのし上がり、そして、出逢う。
宿命的に出逢った二人は、戦い、失い、再起し、また衝突し、彼ら自身の世界を変えていく。
ミュージカル『ケイン&アベル』世界初演を支える豪華クリエイター&キャスト
世界初演となる本作の座組には、豪華クリエイターとキャストが集結。
音楽はフランク・ワイルドホーン、脚本・演出はダニエル・ゴールドスタイン、歌詞はネイサン・タイセン、編曲はジェイソン・ハウランド、振付はジェニファー・ウェーバーが手掛ける。
ウィリアム・ケイン役は東宝ミュージカル初主演となる松下洸平、アベル・ロスノフスキ役は松下優也。初共演の二人が、宿命のライバルを演じる。
さらに、咲妃みゆ(フロレンティナ役)、知念里奈(ザフィア役)、愛加あゆ(ケイト・ブルックス役)、上川一哉(ジョージ・ノヴァク役)、植原卓也(マシュー・レスター役)、竹内將人(リチャード・ケイン役)、今拓哉(ヘンリー・オズボーン役)、益岡徹(アラン・ロイド役)といった顔ぶれに加え、宿命のライバル同士にとって最大の衝突を生むきっかけとなる、デイヴィス・リロイ役として山口祐一郎が出演する。
松下洸平、松下優也がミュージカル『ケイン&アベル』に向けて意気込み
公開されたコメント動画で、松下洸平は世界初上演への期待と共に「初めましてのキャストの方々もとても多くて、それも僕の中では楽しみのひとつです。新しい出会いと新しい発見に詰まった作品になるんじゃないかなと思っています」と語っている。
また、松下がミュージカルに出演するのは約6年ぶりとなる。さらに、東宝ミュージカル初主演を担うため「今はちょっとドキドキしている」とのこと。「本当に久しぶりのミュージカルなので、勝手がわからない部分もあると思うので、正直に『ここはどうしたらいいんだろう』とみんなで話し合いながら作っていけたら」とコメント。
一方、松下優也は日本で世界初のミュージカル上演となることに「プライドをかけて日本初のものがお届けできたら」と気合十分。松下洸平との初共演も「めちゃくちゃ細かくて丁寧で繊細な、そういう印象を持っているので、ミュージカルという大きな劇場で一緒にお芝居を作り上げていくことが今からすごく楽しみ」と期待を寄せた。
このほか、海外スタッフとの共同作業について、お互いの印象などについて話している。ぜひ、コメント動画もチェックしてみてほしい。
ミュージカル『ケイン&アベル』は、2025年1月22日(水)から2月16日(日)にかけて東京・東急シアターオーブにて上演される。2・3月に大阪・新歌舞伎座での公演あり。