【初心者必読!】舞台・ミュージカルの観劇マナー16選!服装から持ち物まで


昨今、知名度のある作品が舞台化される機会が増え、今まで演劇に触れたことのなかった方が「初めて劇場に行ってみよう」と思う機会が増えてきました。演劇に興味を持つ人が増えることは、演劇界にとってとてもいいことですよね。一方で、幕が開くごとに「観劇マナー」について注意喚起する声もよく耳にします。

そういう声を聞くと「観劇」はハードルが高い・・・と感じる方もいらっしゃるかと思います。そんなことは決してないんです(人気作品のチケットが入手困難、ということはありますが・・・!)。購入したチケットを携えて、指定の日時・場所に、静かに座って、目の前で繰り広げられる物語に心を動かす。そのために、忘れてはいけないことが2つあると思います。

「一期一会の人たちと、同じ空間と時間を共有しているということ」
「自分がされたらいやだな、と思うことは避けること」

これを踏まえた上で、服装から持ち物まで、チェックしておきたい16項目をピックアップしました。

誰もが観劇を最大限に楽しめるように役立つポイントをご紹介していきます!

初めてでも安心!基本的な観劇マナー16選

「観劇マナー」と言っても、特殊なことはほとんどありません。
最高の観劇体験をするために、事前に頭に入れておいた方がよいことを一つずつ解説していきます。

取り上げる「観劇マナー」は、以下の16項目です。

【劇場編】舞台観劇のマナーとは?劇場内での過ごし方
・劇場案内と前説をチェック!
・スマホの電源はOFF!撮影もNG
・客席での飲食は原則禁止
・途中入場は控える
・前傾姿勢は避ける
・上演中のおしゃべりは厳禁【服装編】観劇参戦服のマナーポイントを解説
・音の出る服と光る服は避ける 香水もつけすぎ注意
・席に着いたら帽子は外す
・髪型を盛らない
・着物は帯に注意!
・履き慣れていない靴は避ける【持ち物編】観劇には何を持っていけばいい?必須アイテムとマナーについて
・荷物はなるべくコンパクトに!クロークに預けられる?
・持参推奨!ハンカチは万能アイテム
・オペラグラスは必要?
・ぬいぐるみは持っていってもいいけれど上演中は鞄の中に
・クッションは高さに注意!

【劇場編】舞台観劇のマナーとは?劇場内での過ごし方

①劇場案内と前説をチェック!

何も知らずに劇場に行っても何も問題はありません。ただ、上演前に劇場内に流れるアナウンスや、前説で呼びかけられる内容はしっかり聞くことが大切です。

基本的なことは、このあとピックアップする内容がほとんどですが、公演ごとに追加されていることもあります。例えば、2.5次元作品などではコンサートのようにペンライトやうちわの持ち込みがOKとなっている場合もありますが、「使用のタイミング」などは制限があることがほとんどなので、注意事項を守って楽しみましょう。

②スマホの電源はOFF!撮影もNG

開演前に、スマホ、携帯電話は電源から切ってください。マナーモード、機内モード、サイレントモード(おやすみモード)などではなく、電源からOFFに!スマートウォッチを着用している方は「シアターモード」にするか、こちらもスマホと同じように電源からOFFにしておきましょう。

上演中に通知音やアラーム音が鳴ってしまったら最悪ですし、マナーモードの振動音ですら静かな劇場の中では響きます。

液晶画面の光、「一瞬なら・・・」と思っても暗い劇場の中で想像以上に光っています。九州の劇場、博多座さんが検証してくれているので、ぜひ一度見てみてください。

また、映画と同じように演劇も基本的に「録音・録画・撮影はNG」です(一部、上演中以外は撮影OKとしている劇場や、一部撮影OKシーンを設けている公演もありますので、事前に確認してみてください)。

スマホを鳴らしてしまう問題は、初心者の問題だけではありません。そんなつもりはなくても、うっかりスマホを鳴らしてしまうととっても焦ります。観劇中はスマホを開く必要はないので、電源から切って鞄にしまってしまいましょう。

③客席での飲食は原則禁止

開演前も、上演中も、幕間(二幕式の舞台の間の休憩時間)を含め、多くの劇場では【客席内】での飲食は禁止となっています。これは映画館とは大きく違う点ですね。

一方、ロビーではほとんどの場合OKです!劇場内にレストランやカフェが併設されている・劇場内で飲食物が販売されている場合、それを利用するのはもちろん、事前に用意したものの持ち込みもOK。

また、一部劇場では【上演中でなければ】座席で飲食可としているところもありますので、これも事前に確認しておくとよいでしょう。

演劇は、上演時間が3時間を超えるものもあるので、おなかがペコペコすぎると「ぐぅ~・・・」と鳴ってしまうこともあるので、観劇前に少しおなかに入れておくと良いかもしれないです(経験談)。

④途中入場は控える

観劇に行く時は、なるべく時間に余裕を持って劇場に行くようにしましょう。劇場の座席の間はあまり余裕がないので、開演後の暗がりの中、座っている多くの人をまたいで自分の席を目指すのはなかなか大変です。

万が一遅れてしまった場合でも、途中入場はできます。その際は、なるべく腰を低く頭を下げて、周囲の方の視界に気を配りながら、劇場スタッフの誘導に従いましょう。

作品によっては、開演後しばらく入場ができない場合もありますから、間に合うに越したことはなし!

仕事が長引いてしまったり、電車の遅延に巻き込まれたり、いろんな事情はあると思いますが、開演前のアナウンスや前説をしっかり聞くためにも、時間に余裕を持って行動できるスケジュールを組みたいですね。

⑤前傾姿勢は避ける

「観劇する時は、座席に深く座って、背もたれに背中をつけて」

物語に夢中になって、つい・・・とならないようにご注意を。ほんのちょっとだと思っても、前傾姿勢になると、あなたの頭が後ろの席の方の視界を狭めてしまいます。

座席は、限られた空間で多くの方が一緒に観劇できるようになっています。つまり、前傾姿勢を前提としていません。自分の視界が前の人の頭で遮られてしまったらどう思うか、想像してみてください。

前のめりは、気持ちだけに。

こちらも、博多座さんが検証されています。百聞は一見に如かず、です!

そして、映画館などでも注意喚起がされていて当たり前のことですが、前の席を蹴らないようにしましょう。座っていて、後ろからドン!ってされたら、イヤな気持ちになりませんか?

⑥上演中のおしゃべりは厳禁!

上演中、観客が発声することはNGです。お茶の間気分で「今のどういう意味?」と隣の席の人に聞いたり、独り言をつぶやいてしまうと、ひそひそ声だから・・・と思っても、自分が思っているより周囲に聞こえていて迷惑になります。飴の包み紙やビニール袋のカサカサ音も、かなり気になるものです。

また、終演後のカーテンコールでは拍手や指笛が鳴るなど盛り上がりを見せますが、「推しの名前を叫ぶ」のはやめましょう。

思わず笑ってしまう時、思わず息をのんでしまう時以外は、終演後にたっぷりおしゃべりしましょう。観劇後、友人と思いっきり話すのって楽しいですよ。

【服装編】観劇参戦服のマナーポイントを解説

観劇を特別な時間にするためにも、長時間座り続けることを念頭に置いた上で、おしゃれしたいですよね。劇場内は空調が強く効いているところも多いので、さっと羽織れるものを持っていくと重宝します。

基本的に、観劇における服装の制限はないです。ただ、多くの人と空間と時間を共有する場所ならではの“ちょっとした気遣い”があるといいかもしれません。

⑦音の出る服と光る服は避ける 香水もつけすぎ注意

静かなシーンも多い演劇では、客席で「音」が発生してしまうものは避けた方がよいです。特に、ウィンドブレーカーなどの衣擦れの音がシャカシャカする洋服は、意外と周囲に聞こえています。

そして、光を反射する洋服や、大ぶりのアクセサリーも避けた方がいいです。演劇は、照明が多用されており、その光は客席にまで届く場合もあります。ミラーボール状態になってしまうと、周囲の人の気を散らしてしまうので、気をつけましょう。

また、基本的に客席間はとても距離が近いです。そのため、香水をつけている方は、気づかないうちに隣の人をクラクラさせてしまっているかもしれません。つけすぎていないか注意です。

⑧席に着いたら帽子は外す

おしゃれで帽子を被って劇場に行きたい。素敵です。ただし、客席に入ったら外すようにしてください。前傾姿勢が視界の妨げになるように、帽子も後方の方の視界の妨げになります。高さはもちろん、帽子のつばも誰かの視界を妨げているかもしれません。

「髪型の崩れが気になるから、ギリギリに取ればいいや」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、なるべく早く脱帽しておいた方がよいです。なぜならば、後方の方はあなたに脱帽の意思があると知らないので、「あの人、帽子取ってくれるかな・・・」とやきもきすることになります。髪型の崩れが気になるようでしたら、事前にお手洗いで直しておくとよいですよ~!

⑨髪型を盛らない

おしゃれな髪型にして、劇場に行きたい。すごくいいと思います。気分を上げて、観劇体験をより特別なものにするためにも、自分の身長以上にはならないようにしましょう。

これも、帽子と理由は同じ。後方の方の視界の妨げになってしまうからです。女性の場合、おだんごやポニーテール、盛り髪は避けた方がよいです。たぶん、髪を上に盛らなくてもあなたはとっても素敵です。

⑩着物は帯に注意!

歌舞伎や古典芸能、時代劇、歴史を扱った作品を、着物で観劇に行きたい。すごく作品とマッチしていて素敵です。ボリュームのある帯は、座席の背もたれに背中がぴったりつかなくなってしまうので、避けるようにしましょう。

ここで一つ気になるのが「帯の厚さ」。繰り返しになりますが、観劇中の前傾姿勢にならないようにしなければなりません。背もたれにキチンと背がつく帯ならOK。半幅帯の貝の口やカルタ結びなどがおすすめです。

⑪履き慣れていない靴は避ける

ヒールは履いていっても大丈夫?観劇では【履きなれていれば】問題ないかと思います。

履き慣れていればよいですが、おしゃれで気合いを入れて・・・という場合だと、劇場の客席内は段差や傾斜があるところがほとんどなので、危ないかも。カーペットに足を取られてしまうことも考えられます。安全第一です。

【持ち物編】観劇には何を持っていけばいい?必須アイテムとマナーについて

観劇に行く時、とにかく忘れてはいけないのは、「チケット」です。最近では電子チケットも増えてきましたが、とにかく紙チケットは忘れてはいけない筆頭アイテム(日付と時間もしっかり確認!)。それ以外に、あると便利なもの、これはどうなんだろう?と迷うものを、ピックアップしてご紹介します。

⑫荷物はなるべくコンパクトに!クロークに預けられる?

劇場の座席は狭いので、なるべく荷物はコンパクトに。手荷物は、足元か膝上に置けるぐらいのものがベストです。途中入場してくる方や、やむを得ない事情で客席から途中で抜ける方もいらっしゃいます。その時にさっと通れるようにしておくとよいです。

劇場・公演には、クローク(または受付)で預かってくれるサービスもあります。遠方からの来場する方、特にキャリーバッグを持っていらっしゃる方は、先に預けて来られると良いですが、持ち込む場合は預けることが可能か事前に確認しておくと良いでしょう。

寒い時期、上着がかさばるのも気になりますよね。コートなどもクロークに預けられる場合もあります(衣類、傘は預けられないというところもあります)。劇場スタッフの方に聞いてみましょう!

⑬持参推奨!ハンカチは万能アイテム

劇場に行く際、推奨したい持ち物は「ハンカチ」です。

観劇中、どんな感情が自分の中に沸き起こるか分かりません。涙って、止められませんよね。心のまま、溢れる涙を受け止めるのにもハンカチは大活躍します(泣いてしまった時、鼻をすする音には要注意!)。

またくしゃみがしたくなった時、飛沫が飛ぶのを防ぐだけでなく、口に押し当てれば音の軽減にもなります。

コロナ禍で、お手洗いのハンドドライヤーが使えないことも多かったので(最近使えるところも増えましたが)、持っている方も多いかと思いますが、観劇に行く際は持っていて損なしです。

⑭オペラグラスは必要?

観劇やコンサートに行く際、オペラグラス(双眼鏡)は必要?

オペラグラスを使うと視界が限られてしまうから全体が目に入らないのでは?という意見もありますが、もっと細かい表情が見たい!と思う瞬間もあります。特に後方席だった時。

基本的に、オペラグラスは使いたい人は好きなタイミングで使えばいいものです。ただし、これもまた、周囲の人の妨げにならないように気をつけましょう。

具体的には「使用の際、音を立てずに、動きは最小限に」。

使いたい場合は、開演前に鞄から出して、膝上に用意しておきましょう。途中で鞄をゴソゴソやると周囲の人の気を散らしてしまいますし、暗いので落としてしまうと見つけるのも大変です。ストラップを付けておくのも大事です。

そして、振りかざさず、肘などで周囲の方の視界をさえぎらないように気をつけましょう。使う時は、あくまでも優雅に、スマートに。

まれに、オペラグラスの持ち込みは「不可」という場合もありますので、その際の使用は控えましょう。

⑮ぬいぐるみは持っていってもいいけれど上演中は鞄の中に

2.5次元作品に多いのが「ぬいぐるみの持ち込みは可なのか?不可なのか?」

持ち込み自体は制限されるものではありませんが、【上演中は鞄の中に】入れておきましょう(公式にアナウンスされていない場合は、そもそもぬいぐるみの持ち込みが想定されていないだけです)。

何故ダメなのか?

それは、ぬいぐるみにカメラや録音機材を仕込み、無断撮影や無断録音をする可能性が考えられるからです。また、その公演を映像収録している場合は、ぬいぐるみの「著作権」が問題になることも考えられます。

でも、推しのぬいぐるみを持って写真が撮りたいとか、いろいろありますよね。
上記を念頭に置いて、客席に入ったら、大切なぬいぐるみは鞄の中に大事にしまっておきましょう!

⑯クッションは高さに注意!

長時間座っているとお尻が痛くなる・・・。あるあるです。
最近では、観劇用に折りたたんで持ち運べるゲルクッションなども販売されています。
持ち込んでもOKです。ただし、座高が高くなりすぎていないか?は注意です。

お子さんや、低身長の方は、自らの視界を確保するためにクッションが必要な場合もあるかと思いますが、その場合も、座高が必要以上に高くなりすぎていないか、きちんと確認するようにしましょう。

劇場には、クッションの貸し出しをしているところもありますし、スタッフの方が、必要かどうか声をかけてくれる場合もあります。自分も周囲も、少しでも快適に、視界を確保して、目の前で繰り広げられる物語に没頭できるとよいですね。

マナーを守って素敵な観劇体験を

何ヶ月も前からチケットを購入し、楽しみにしていた特別な日。その特別な日は、ほかの人にとっても「特別な日」です。

「一期一会の人たちと、同じ空間と時間を共有しているということ」
「自分がされたらいやだな、と思うことは避けること」

これを忘れず誰もが、最高のパフォーマンスを最高の状態で享受できるように。

観劇マナーという“思いやり”を忘れずに。観劇が、あなたの最高の体験になることを願って。

(執筆/エンタステージ編集部 1号)







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