「人魚の王子」と「伝説の国の王女」による愛と冒険の物語、「海の音楽劇『プリンス・オブ・マーメイド』~海からの2000年後のおくりもの~」が2021年8月に上演される。
本作のテーマは「海と人との共生」。海の壮大な営みや知られざる神秘を、脚本や演出にドラマティックに反映させ、ロマンと奇跡を描く舞台作品。脚本は、幅広いジャンルで活躍する清水東、音楽監督を長谷川雅大が担う。
主演カイ役を林翔太が務め、ルナ役に七木奏音、そのほか彩吹真央、津田英佑、植本純米らが名を連ねている。
作品では2000年という歳月をかけて世界中の深海をめぐる大河「深層海流」や、クジラたちが発する音を3000km先まで伝える海の層「サウンドチャンネル」など、劇中では海の素晴らしさや大切さを伝えると共に、世界的に問題視されているプラスチックごみによる海洋汚染問題や、海面温度の上昇による異常気象などの問題を提起し、社会貢献の一翼を担うエデュケーショナル・エンターテインメントを目指すとのこと。
コメント紹介
◆林翔太
いつか王子様の役を演じてみたいなと思っていたのですが、今回は初の王子様役にして人魚にもなるということなので、新たな挑戦だなと思いながら、楽しみでワクワクしています。フライングやアクションなど挑戦する部分がたくさんあるので、しっかりがんばりたいと思います。
◆七木奏音
「プリンス・オブ・マーメイド」の海の世界に集結した素敵なカンパニーの皆さまと出逢えたことこれから一緒に作品をお届けできること、とても感謝しています。そして劇場まで来てくださる皆さまが、少しでも心元気になれるような瞬間を共に過ごせるよう、精一杯ルナを努めます。
◆彩吹真央
私は元々海が好きですので、海にまつわる、そして海を大切に思う気持ちを描く作品に携わらせていただくことがすごく嬉しいなと思っています。魔女の役は初めてですが、今まで演じてきた役達の表現を生かしつつ、私なりの魔女を演じていきたいです。
◆津田英佑
「来たな!」と思いました。コメディ色のある、そして音楽や歌、踊りのあるこういった楽しい作品は、本業といってもおかしくないくらい大好きなジャンルですので、大暴れしたいと思います。
◆植本純米
今回、十数年前に、稽古だけやって公演は中止になってしまった時の共演者だった、G Rocketsの山中陽子さんが声をかけてくださいました。まだ、どういった内容になるのか想像がつかないのですが、この作品に関わることができて嬉しいです。
海の音楽劇『プリンス・オブ・マーメイド』~海からの2000年後のおくりもの~公演情報
上演スケジュール
2021年8月5日(木)~2021年8月8日(日) こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ
キャスト・スタッフ
【出演】林翔太、七木奏音、彩吹真央、津田英佑、植本純米、G Rockets
【演奏】松山翔子
【企画・原作・プロデュース・総合演出】多田誠
【脚本】清水東
【音楽監督】長谷川雅大
チケット情報
【チケット料金】8,000円(全席指定・税込) 未就学児入場不可
【チケット一般発売日】6月6日(日) 各プレイガイドにて
【公式サイト】https://prince-of-mermaid.com/
あらすじ
2000年前、人魚と人間はティヤム王国で仲良く暮していた。だが争いが起き、王国は海に沈み、人魚と人間は離れて暮すようになった。
ある日、人魚の王子カイは、海の底から響く鐘の音に導かれ、海賊バッカーナに囚われていたティヤム王国の末裔ルナと出会う。
ルナをバッカーナから救い出すカイ。二人は恋に落ち、カイはルナを神秘的で美しい深海の世界へと案内する。海底のマグマが重なり合って出来た幻想的な宮殿。海のオアシスと呼ばれるチムニー。そして深海の底を流れる大河。
二人は、海のロマンを語り合う。だが、海を汚した人間を憎む魔女セイレーンによって引き裂かれてしまう。それでもあきらめずに闘うカイとルナの愛の強さに心を打たれ、セイレーンは二人を許す。
その時、海の神秘の力によって
2000 年の時を超え、海の底から鐘の音が鳴り響いた。