生田斗真と小川絵梨子、4年ぶりのタッグ『ほんとうのハウンド警部』開幕

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生田斗真と小川絵梨子、4年ぶりのタッグ『ほんとうのハウンド警部』開幕

2021年3月5日(金)に東京・Bunkamura シアターコクーンにて舞台『ほんとうのハウンド警部』が開幕。英国演劇界の巨星トム・ストッパードが、その若き日に放った戯曲を、演出・小川絵梨子生田斗真吉原光夫趣里池谷のぶえ鈴木浩介峯村リエ山崎一らで上演する。

生田斗真と小川絵梨子、4年ぶりのタッグ『ほんとうのハウンド警部』開幕

本作は、観客が実際に楽しんでいる芝居に加え、舞台上でもう一つの「劇中劇」が展開。その劇構造を巧妙に交錯させた、ストッパードならでは頭脳プレイが炸裂する斬新な戯曲となっている。何が真実で何が虚構なのか・・・目の前で虚実がクルクルと展開していく中で、思いっきり笑いながら演劇ならではの臨場感を存分に味わうことができる。

生田斗真と小川絵梨子、4年ぶりのタッグ『ほんとうのハウンド警部』開幕

小川と生田は、2017年に、同じくストッパード作の戯曲『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』(シス・カンパニー公演)以来、4年ぶり2度目のタッグ。小川は、生田の印象を「年下なのに“兄貴”」と語り、4年前と全く印象が変わらないと語る。そんな生田は、コロナ禍の制約の多い稽古の中でも、まさに“演劇モンスター”と言える信頼する共演者と充実した時間を過ごしてきたようだ。

生田が演じる若き舞台評論家ムーンは、万年二番手の地位に悶々としている。ある日、メイン評論家に代わり観劇に赴くこととなる。そこで出くわすのは、吉原演じる他社のベテラン評論家バードブート。どうやらバードブートは、この芝居に出演中の若手女優に入れ込んでいるらしい。それぞれの思惑と欲望が渦巻く中、とある別荘を舞台にしたミステリー劇の幕が上がる。やがて、誰もいない舞台上で思いがけない出来事が・・・。

生田斗真と小川絵梨子、4年ぶりのタッグ『ほんとうのハウンド警部』開幕

これは現実なのか?虚構の芝居の話なのか?ストッパード戯曲というと、難しそうと思われるかもしれないが、実は非常にシニカルで思いっきり笑えるコメディ。巧妙に築き上げられた世界観にひたってほしい。

『ほんとうのハウンド警部』は、3月5日(金)から3月31日(水)まで東京・Bunkamura シアターコクーンにて上演。なお、当日券や配信については現在検討中とのこと。詳細は随時公式サイトにてチェックを。

【公式サイト】http://www.siscompany.com/hound/gai.html

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目次

『ほんとうのハウンド警部』公演情報

上演スケジュール

2021年3月5日(金)~3月31日(水) Bunkamura シアターコクーン

スタッフ・出演

【作】トム・ストッパード
【演出】小川絵梨子
【翻訳】徐賀世子

【出演】生田斗真、吉原光夫、趣里、池谷のぶえ、鈴木浩介、峯村リエ、山崎一

本公演は、もちろん徹底した感染症拡大防止対策を実施。加えて、お客様同士の接触を極力防止するために、お客様の左右1席を空けてご着席いただく対応を施しております。お客様、キャスト、スタッフの安全を考えた万全の予防対策を講じて、皆様をお迎えいたします。(予防対策の詳細は公演サイトにてご案内しております。)是非、この話題作開幕のニュースをお取り扱いくださいますよう、お願い申し上げます!

コメント紹介

◆小川絵梨子(演出)
演劇のおもちゃ箱のような世界を、毎日、素敵な役者さんたちと一緒に探検していた稽古場でした。劇構造の面白さを再認識できるような哲学的な脚本でありながら、実はシニカルで思いっきり笑えるコメディなんです。「ストッパード?難しそう・・・」とあまり構えずに、演劇ならではの面白さが詰まった不思議な世界をお楽しみください。生田斗真さんとは、『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』以来4年ぶりです。前回、周りをすごく引っ張ってくださって、年下なのに「兄貴」という感じでした。前にどんどん進んでいく感じとか、まるで年上のように頼りになるところとか、当時と全く印象が変わっていません。今回も、やはり頼りがいのある「兄貴」ですね。

◆生田斗真
ストッパードらしさにあふれた構造で、どこまでが現実で、どこからが虚構なのか・・・その境その境界線が溶け合っていく感じは、まさに演劇でなければ表現できない世界です。小川絵梨子さんは何事にも妥協することなく、常に前向きにトライし続ける演出家。そんな小川さんや、まさに「演劇モンスター」と言える信頼する共演者の皆さんと一緒に、戯曲を掘り下げていく稽古場での作業は、とにかく充実していました。いよいよ開幕の日を迎えます。ご来場いただく皆さんにもいろいろとご不便な思いをさせてしまうことも多いのですが、だからこそより一層、お客様を含めた全員で一緒に舞台を作っているという実感があります。これまで以上にお客様との繋がりを感じながら、毎日の舞台を精一杯努めます。ぜひ、皆さんも楽しんでください!お待ちしています!

(撮影/加藤孝)

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