辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)主演『ぼくの名前はズッキーニ』は音楽劇「日々面白いほど変容」

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『ぼくの名前はズッキーニ』

2021年2月28日(日)に開幕する舞台『ぼくの名前はズッキーニ』。本作は、世界中でベストセラーとなった同名小説の世界初となる舞台化作品。孤独な少年ズッキーニが、母を亡くしてひきとられた養護施設で仲間や彼を見守る大人たちと出会い、厳しい現実の中でも前を向いて生きようとする姿を描いている。開幕まで約2週間となる中、その稽古場の様子が聞こえてきた。

主人公・ズッキーニ役を演じるのは、ジャニーズのグループ「ふぉ~ゆ~」の辰巳雄大。このほか、川島海荷、稲葉友、上村海成、本多力(ヨーロッパ企画)、三村朱里、伊勢佳世、宍戸美和公(大人計画)、平田満らが、“音楽劇”として『ぼくの名前はズッキーニ』の世界を舞台上で表現する。

脚本・演出を手掛けるのはノゾエ征爾。「脚本も演出も、日々面白いほど変容し続けています」というノゾエは、「稽古をする度に、こうしたくなったり、あーしたくなったり、俳優からも色んなものが出てきてキリがありません。そこに音楽や歌や動きも絡まり、さらにキリがありません。キリなくキツくて楽しい。これ大事。でも、キリはいつ晴れるのだろう?キリの先には何があるのだろう?お客さんに観てもらうまでは怖くて仕方ありません。でも今回の怖いは、悪くない怖さ。そんな気がしている。この勘も大事。ぜひ劇場で一緒にワクワクできたら、 とても嬉しいです。何卒」とコメントを寄せた。

そして、音楽を手掛ける田中馨は、「ややこしくすることを恐れずに言うのなら、120分の作品を見た後の感触が、一つの音楽のようだったな。と、思ってもらえるような作品にしたい。そのための音楽を、僕はつくります」と語った。

また、稽古場での俳優たちの姿を見て、「音楽に例えるなら、とてもいい音の出る楽器が揃っています。そして我らのマエストロ。ノゾエさんがどんなハーモニーを響かせるのか。 きっと素敵な舞台になるでしょう。なんてったって、ノゾエさんの名前は征爾ですから。なんて、人の名前で勝手に格好つけました。ごめんなさい。それほど、とっても不安なのです。自分で言い出しておいて、音楽とはなんぞや・・・Wikipediaで調べました。結論としては、この作品は音楽ではありません。音楽劇『ぼくの名前はズッキーニ』です」と、まだ何者でもない状態から、何者かになろうとしている作品の立ち上がりに不安と期待の入り交じる気持ちを明かしてくれた。

目次

公演情報

『ぼくの名前はズッキーニ』

【東京公演】2021年2月28日(日)~3月14日(日) よみうり大手町ホール
【大阪公演】2021年3月19日(金)~3月21日(日) COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール

【原作】ジル・パリス
【脚本・演出】ノゾエ征爾
【音楽】田中馨
【出演】
辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、川島海荷、稲葉友、上村海成、三村朱里、本多力/
伊勢佳世、宍戸美和公、ノゾエ征爾、平田満

【公式サイト】https://www.ktv.jp/zucchini/

D’après AUTOBIOGRAPHIE D’UNE COURGETTE de Gilles Paris(C) Gilles Paris 2002
「ぼくの名前はズッキーニ」日本語版 DU BOOKS 2018年、 安田昌弘訳
仲介:(株)フランス著作権事務所- Bureau des Copyrights Français

『ぼくの名前はズッキーニ』

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