辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)主演で『ぼくの名前はズッキーニ』世界初舞台化

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『ぼくの名前はズッキーニ』

2002年にフランスで発刊され、世界中でベストセラーとなった小説「ぼくの名前はズッキーニ」が世界で初めて日本で舞台化されることが明かされた。

本作は、孤独な少年ズッキーニが、 母を亡くしてひきとられた養護施設で仲間や彼を見守る大人たちと出会い、 厳しい現実の中でも前を向いて生きようとする物語。

小説を原作に制作された映画アニメーション版は第89回米アカデミー賞長編アニメーション部門、 第74回ゴールデングローブ賞長編アニメーション賞にノミネートされている。

音楽劇となる今回の脚本・演出にはノゾエ征爾を、音楽にはSAKEROCKのメンバーとしての活動後、ミュージシャン、作曲家として幅広い活躍をみせる田中馨を迎える。

主人公・ズッキーニ役を演じるのは「ふぉ~ゆ~」の辰巳雄大。そして、ズッキーニが養護施設で出会う少女カミーユ役を川島海荷が務める。この二人に加え、稲葉友、上村海成、本多力(ヨーロッパ企画)、三村朱里、伊勢佳世、宍戸美和公(大人計画)、平田満らが名を連ねている。

◆ノゾエ征爾(脚本・演出)
「クレイアニメの映画がとても素晴らしくて、そこから原作小説も読み、この作品に惚れました。子どもを扱っていて子どもも触れやすくしてあるのに、子どもじみた描写をしすぎることなく、光と影がちゃんと描かれている、そこが好きでした。演劇版では生身の大人がそれらを演じることになります。嘘つくことなく、しっかりとこの人間たちの1日1日、瞬間瞬間を謳歌できたらと思います。

彩り豊かなキャストが集まってくれました。人々の素敵なノイズで溢れた作品になることでしょう。

◆辰巳雄大(ズッキーニ役)
この作品に携われる事がとても嬉しいです。そして今回日本でノゾエ征爾さん演出のもと、演劇にできるということにものすごくワクワクしています。この物語は養護施設にいる子どもたちが大人に対して考えている本気の意見、大人たちが気が付かない想いがいっぱい詰まっている作品です。僕たち大人が舞台上で誠心誠意子どもになって演じます。時に笑いあり、時に心をぎゅっと掴まれる、そんなストーリーです。ぜひ劇場でお待ちしております。サンキュー!サンキューですっ!

◆川島海荷(カミーユ役)
孤児院へ入ることになった子供たちのお話ですが、台本を読ませていただいたとき驚いたのは、子供たちの考えていることなどが全く子供っぽくなく、むしろ自立しようと冷静に状況把握しようとしている部分でした。そう感じたからこそ、大人の年齢でもこの役をやらせていただくことに意味があるのかもしれません。

共演者の方たちと良いコミュニケーションを取りながら、この作品の孤独と温かさを共存させた雰囲気を作り出せればと思います。

公演情報

【東京公演】2021年2月28日(日)〜3月14日(日) よみうり大手町ホール
【大阪公演】2021年3月19日(金)〜3月21日(日) COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール

【原作】ジル・パリス
【脚本・演出】ノゾエ征爾
【音楽】田中馨
出演】辰巳雄大(ふぉ〜ゆ〜)、川島海荷、稲葉友、上村海成、三村朱里、本多力/
伊勢佳世、宍戸美和公、ノゾエ征爾、平田満

【公式サイト】https://www.ktv.jp/zucchini/

D’après AUTOBIOGRAPHIE D’UNE COURGETTE de Gilles Paris© Gilles Paris 2002
「ぼくの名前はズッキーニ」日本語版 DU BOOKS 2018年、安田昌弘訳
仲介:(株)フランス著作権事務所- Bureau des Copyrights Français

『ぼくの名前はズッキーニ』

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