新田真剣佑、初代・シャチの三浦春馬の激励に大興奮!『星の大地に降る涙』製作発表会見レポート

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1994年に結成されて以降、数々のオリジナル作品を発表し、これまでに延べ82万人を動員してきた地球ゴージャス。記念すべき25周年となる今年、新田真剣佑を主演に迎え、『星の大地に降る涙 THE MUSICAL』が上演される。11月6日(水)には製作発表記者会見が行われ、新田真剣佑、笹本玲奈、松本利夫(EXILE)、湖月わたる、愛加あゆ、島ゆいか、森公美子、そして地球ゴージャスを主宰する岸谷五朗と寺脇康文が登壇した。

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本作は、2009年に地球ゴージャス10作目の公演として上演された作品を、岸谷が脚本を書き直し、ミュージカル要素をアップして蘇らせたもの。岸谷は、地球ゴージャスが結成25周年を迎えることに対し「寺脇康文さんと二人ぼっちの『地球ゴージャス』を25年続けようという決意があったわけでもございません。その時代にあった一つひとつの作品を愛して、丁寧に作り上げてきた結果がこの25周年祝祭公演になっています。こうやって重ねてきたことで25周年を迎えられたことを嬉しく思っています」と挨拶。

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寺脇も「25年経ってもなんでこんなにラブラブなのかと言うくらい、二人で昼飲みをしているおじさんです。今回は、楽しい公演をさせていただけると言うことで、お祭りムードですが、作品としては前作を超える気持ちでがんばっています」と言葉を重ねた。

総勢35名のキャストを迎え、戊辰戦争の時代を背景にした、歴史の大きな渦に巻き込まれた人間たちの生き様を描く歴史ファンタジーである本作だが、岸谷は改めて本作について「動乱の日本で起こった、ある架空の民族のお話です。そこに日本人として、記憶を失ったシャチが、ステラを中心とした民族の中に入っていき、その民族の素晴らしさ、愛すること、笑顔の民族と触れ合って、自分を取り戻していく」物語であると説明。

そして「ミュージカルとして全て書き直して、新しい楽曲が作られています。大事なシーンが全部歌で、踊りで綴られていく予定です」とミュージカル化にあたってのプランを明かし「テーマは今の(時代の)方が合っている。日韓関係や移民問題や、世界で色々なことが起きている今、演劇で訴えかける作品だと思っています。濃くなっているので、ぜひお越しください」と呼びかけた。

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また、第15回公演『ZEROTOPIA』に続いての地球ゴージャス公演出演にして、本作が初の主演舞台となる真剣佑は「僕は(2009年に同作の初演時に)三浦春馬さんが演じていた主人公のシャチを見て衝撃を受けました。その時から地球ゴージャスに出たいなっていう夢があって・・・その夢は1年前に叶いましたが、今回、まだ仕事を始めてもいない頃に観た作品に主演させていただいけるということはとても幸せです。まだ実感はありませんが、素晴らしい作品にしたいと思います」と思いを語った。

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真剣佑が演じるシャチが思いを寄せるステラ役の笹本は「20年ちょっとたくさんのミュージカルに出演させていただいてきたのですが、日本人が作った、日本で作られたミュージカルは初めてで、今回、こういう機会をいただけてとても嬉しく思っています。たくさんオリジナル曲が追加されるとお聞きしましたので、最後まで心を込めてステラを演じたいと思います」とコメント。

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2009年版に続き、本作の主題歌「愛すべき未来へ」を歌うEXILEのメンバーの松本は「10年前にこの舞台の主題歌に使っていただいて、その制作発表の時にHIROさんとATSUSHIが登壇したんですが、まさか10年後に、自分がキャストとしてここに立てることに光栄ですし、感謝の気持ちでいっぱいです」と思いを述べる。そして「自分はパフォーマンスの方なので、舞台で歌うことが初めてなので・・・歌いますよね?」と漏らすと、岸谷からは「歌う、歌う」と即答され「初めての体験をいろいろとさせていただくことになると思いますが、精一杯がんばります」と意気込んだ。

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そして、寺脇が演じるザージャの妻・メリュー役の湖月は「見にきてくださったお客さんが恥ずかしくなるくらい、火傷しちゃうくらい、羨ましくなるくらい、アツアツラブラブな夫婦愛をお届けしたいと思っております」、愛加は「私の演じるアンジュリは、(岸谷が演じる)トドのワイフになりたいという、すごく光栄な役どころでございます。ダンスも歌もあり、魂込めて演じたいと思います」とコメント。

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島は「こんなに素晴らしいキャストの皆さまとご一緒させていただくので、先輩方から多くを学びつつ、精一杯演じさせていただきたいと思います」、森は「本当に素晴らしい作品で、お電話(でのオファー)が来た時に、他に何もやらなくていいからこれをやらせてとマネージャーに掛け合ったほど、絶対にこれをやりたいと思った作品です。素晴らしい作品になることは間違いないと思います」と、それぞれが思いを述べた。

また、この日の会見では2009年に同作の主演を務めた三浦春馬からのビデオメッセージも公開された。同作が初舞台だった三浦は「『当たって砕けろ』の精神で、稽古場で奮闘していたのが印象に残っています。毎公演、緊張からくる胃痛と戦いながら、お腹を壊しながら立っていたという記憶があります」と振り返り、真剣佑に「マッケンが演じる新たなシャチとしてきっと成功を収めると予感していてます。当時の自分と今のマッケンの実力を比べたら、(真剣佑は自分を)ゆうに超えてくるので、期待感が大きいです。新た生まれ変わる『星の大地に降る涙』を楽しみにしていますし、マッケンの実力でみんなを引っ張っていってほしいなと思います」とメッセージを贈った。

このメッセージを受けて、真剣佑は「後で動画ください! 本当に、本当にうれしいです!」と大興奮し、改めて「この作品を前作を超えるような作品にしなきゃいけないなと思いました」と決意を固めた。

最後に岸谷が「本当に厳しい稽古をこれから積んで、そのエネルギーを溜めて良い初日を迎えられればなと思っています」と話し、会見を締めくくった。

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なお、この日、11月16日に23歳の誕生日を迎える真剣佑を出演者がケーキで祝う場面も見られた。驚きながらも満面の笑みを見せた真剣佑は、自らの携帯を取り出すと、キャストたちと一緒に自撮りして大喜びの様子だった。

ダイワハウスSpecial 地球ゴージャス二十五周年祝祭公演『星の大地に降る涙 THE MUSICAL』は2020年3月10日(火)~4月13日(月)に舞浜アンフィシアター、5月3日(日・祝)~5月14日(木)まで大阪・フェスティバルホールで上演される。

【公式サイト】https://www.chikyu-gorgeous.jp/25th/

(取材・文・撮影/嶋田真己)

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