11月7日(木)に「第40回 火災予防安全もちつきまつり」が行われ、東京・シアタークリエで上演中の川平慈英主演ミュージカル『ビッグ・フィッシュ』に出演する浦井健治、夢咲ねねが丸の内消防署の一日消防署長となって火災予防の大切さをアピールした。1979年に始まった当イベントは今回で40回目。「世界一安全なまち 丸の内」の繁栄が“ながもち”することを祈念して、浦井、夢咲らによるもちつきなどが行われた。
制服姿で登場した浦井と夢咲は、丸の内消防署長である佐藤睦氏から委嘱状を受け取り“一日消防署長”のたすきをかけられると、興奮した様子を見せつつもキリっとした表情に。浦井は「本当に引き締まる思いですし、背筋がピンと伸びる感じ。制服って素敵ですね。制服を着ている人たちはたくさんのものを背負っているんだなという重みを感じます」と制服を着た感想を語り、夢咲も「私も制服を初めて着させていただいて、(浦井さんと)同じく身が引き締まる思いです」とコメントした。
そして次にもちつきをすることになった二人。「(やったこと)ないです」と言っていた浦井は準備される臼や杵に目を輝かせ、佐藤消防署長とともに「よいしょ!」という掛け声に合わせて力強くもちをついた。それから夢咲と丸の内災害予防普及会会長で東宝株式会社の塚田泰浩氏、浦井と夢咲で3回ずつもちをつき、達成感に溢れた表情を見せた。
浦井は「(消防署長と)餅をつかせていただく機会はそうそうないので、縁起をいただいたなと思います。餅をつくのは、こんなに清々しい気分になれるのだなと思って、これからは毎年餅をつける機会を作りたいなと思いました」としみじみ。一方、夢咲は「気持ちが浄化されるというか、身が引き締まる感じがしました。お餅が大好きなので、すごく近くに見られて楽しかったです」と語り、浦井から「さっき食べたいって言ってました」とばらされていた。
他にも火災が発生しやすくなる時期ということで、丸の内消防署管内での出火原因の第1位を当てるクイズに挑戦したり、佐藤消防署長から家電が原因で起こる火災の事例を学ぶことに。さらに、消火器の正しい使い方を教わると、ミュージカル『ビッグ・フィッシュ』でのそれぞれの役、ウィル(浦井)とジョセフィーン(夢咲)として消火器を実際に使う実演も行われた。
イベントの最後、感謝状と花束を受け取った浦井は「このような機会をいただき感謝しております。すごく貴重な経験をさせていただきました。同時に、いろいろな火災や事故がニュースになっている昨今ですが、例えばミュージカルの公演や地域の皆さんの協力やこのようなもちつきなどを通して楽しいなという気持ちから、どんどん平和が広がっていくのだろうなとすごく実感しました。みんなのエネルギーが溢れるこの丸の内界隈の素晴らしい繁栄を願って、自分も一員としてがんばっていけたらなと思います」とコメント。
そして、夢咲は「このような機会をいただけて心から光栄に思っております。危険と隣り合わせの日常の中で、消防の方々に守っていただいて毎日過ごせているんだなと実感しました。今回貴重なお話を聞かせていただいて、自らもちゃんと防いでいかなければいけないなと思いました。ミュージカルの方もがんばって参りたいと思います」と語った。
浦井と夢咲が出演するミュージカル『ビッグ・フィッシュ』は下記の日程で上演される。
【東京公演】11月1日(金)~11月28日(木) シアタークリエ
【愛知公演】12月7日(金)~12月8日(日) 刈谷市総合文化センターアイリス
【兵庫公演】12月12日(木)~12月15日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
【公式HP】https://www.tohostage.com/bigfish/
(取材・文・撮影/エンタステージ編集部 3号)