2020年4月から5月にかけて東京・明治座で上演される中川晃教主演ミュージカル『チェーザレ破壊の創造者』に、松田凌、平野良、井澤勇貴、鈴木勝吾が追加キャストとして出演することが決定した。本作は「モーニング」(講談社)にて2005年より不定期に連載されている惣領冬実の人気漫画が原作で、15世紀のルネッサンス期イタリアを舞台に、イタリア半島の統一、次いで欧州の統一の野望を抱いた名門ボルジア家の後継者チェーザレ・ボルジアの戦いを描いていく。
松田はチェーザレ属するスペイン団とライバル関係の学生団・フィオレンティーナ団に属し、コミックでは当初彼の目線で物語が進行していくほどのキーマンでもあるアンジェロ・ダ・カノッサ役で出演が決定。
そして、大富豪ロレンツォの次男でフィオレンティーナ団の団長、ジョヴァンニ・デ・メディチ役を平野、ジョヴァンニに次ぐフィオレンティーナ団のNO2.で、ジョヴァンニの取り巻きでもあるドラギニャッツォ役を井澤、フィオレンティーナ団員で、アンジェロと同じく平民出身ながら、飄々と大胆な発言をするアンジェロをハラハラしつつも少し羨ましく感じている博識のロベルト役を鈴木が演じる。
【あらすじ】
15世紀のイタリア半島。野望をむき出しに争い、果てなき闘争を繰り広げていた教皇、皇帝、そしてその座を狙う諸国の王侯貴族たち。時代は混沌を極め、イタリア半島は、その中心地として戦乱の渦の中に置かれていた。
ピサのサピエンツァ大学に編入した16歳の青年アンジェロは、田舎から出てきたばかり。周囲の空気を読めず、その言動によってメディチ家の子息ジョヴァンニの面子を潰してしまう。そんなアンジェロに興味を持ち、彼に声をかけた学生がいた。その人物こそ名門貴族ボルジア家の後継者にして、後にイタリア半島統一を目指して歴史に名を残すことになる、チェーザレ・ボルジアであった。
教皇インノケンティウス8世崩御の時が迫っていた1491年、次期教皇戦を睨み、水面下では派閥争いが静かに繰り広げられていた。キリスト教において最高位である教皇の座を巡り、激しく争うチェーザレの父ロドリーゴ・ボルジアとジュリアーノ・デッラ・ローヴェレ。チェーザレは父を教皇の座につかせるため、そして、その先にある自らの理想を実現するため、頭脳戦に身を投じていく。
ロドリーゴと激しく争うローヴェレはチェーザレの動きが気にくわない。ローヴェレは密偵を放ち、チェーザレの命を狙う。それぞれの思惑が交錯する中、果たしてチェーザレは理想実現のため、知と力の戦いに打ち勝つことはできるのか。
ミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』は、2020年4月13日(月)から5月11日(月)まで東京・明治座にて上演される。
【公式サイト】https://www.cesare-stage.com
【公式Twitter】@cesare_stage
(C)惣領冬実/講談社