『熱帯樹』林遣都らがメインビジュアルで甘美に崩壊していく家族を体現

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2019年2月より上演される『熱帯樹』より、メインビジュアルが公開された。三島由紀夫の戯曲を、演出の小川絵梨子が初めて手掛けることになる本作。ビジュアルでは、上演に先駆けて林遣都、岡本玲、栗田桃子、鶴見辰吾、中嶋朋子の5名が、甘美に崩壊していく家族の姿を体現している。

【あらすじ】
1959年秋の日の午後から深夜にかけて。資産家の恵三郎(鶴見)は、己の財産を守ることにしか関心がなく、妻・律子(中嶋)を自分の人形のように支配している。律子は夫の前では従順だが、実は莫大な財産を狙い、息子の勇(林)に夫を殺させることを企んでいた。その計画を知った娘の郁子(岡本)は、愛する兄に母を殺させようとするが・・・。
いびつな愛に執着する律子と郁子、権力者の父を憎みながら母と妹に翻弄される勇、地位や名誉を手に入れはしたが息子と対立し妻の不貞を疑わぬ恵三郎、そしてそこに同居する恵三郎の従妹で風変わりな信子(栗田)、それぞれの思いが交錯し・・・。

『熱帯樹』は、2019年2月17日(日)から3月8日(金)まで東京・シアタートラムにて上演される。その後、兵庫、愛知を巡演。日程の詳細は、以下のとおり。
【東京公演】2019年2月17日(日)~3月8日(金) シアタートラム
【兵庫公演】2019年3月12日(火)・3月13日(水) 兵庫県立芸術文化センター
【愛知公演】3月16日(土)・3月17日(日) 東海市芸術劇場

【詳細】https://setagaya-pt.jp/performances/20190203nettaijyu.html

(撮影/細野晋司)

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