2018年6月15日(金)に東京・新国立劇場 中劇場にて、ミュージカル『魔女の宅急便』が開幕した。原作は、角野栄子の児童文学。1989年にスタジオジブリが宮崎駿監督でアニメ映画化し大ヒットを記録した。今回は、2017年の上演版に一部新キャストを迎えて再演する。
キキ役に抜擢されたのは、第8回東宝シンデレラグランプリを受賞し、これが初舞台・初主演となる福本莉子。トンボ役は、関西ジャニーズJr.の大西流星。そして、キキのお母さん・コキリ役は生田智子、キキのお父さん・オキノ役は横山だいすけ、パン職人・フクオ役に藤原一裕(ライセンス)、フクオの妻でパン屋のおかみさん・おソノ役に白羽ゆりが務める。なお、福本、大西、生田以外は初演と同キャスト。
初日前には、フォトコールと囲み会見が行われた。舞台写真と共に、福本、大西のコメントを紹介する。
◆福本莉子
最初にお話を聞いた時は不安が大きかったけれど、演出家の方も明るくて楽しいし、キャストの皆さんもとても優しくしてくださって、今は現場が楽しくて仕方がないです。フライングは、最初は怖かったんですが、やってみると、ジェットコースターみたいでとても楽しいです。好きなシーンは、フライング、ダンスシーン、トンボとのパン屋での喧嘩のシーン、オソノさんとのシーン、お母さんとの喧嘩のシーン・・・・・・全部です!ハートフルなミュージカルで、キュンキュンするシーンもあって、とても癒やされると思います。精一杯がんばるのでぜひ、劇場に観に来てください!
◆大西流星(関西ジャニーズJr.)
(いつものジャニーズ公演と違って)緊張しています。両側に女性がいるのが不思議(笑)。緊張もしますが、やるにつれて「魔女の宅急便」をどんどん好きになっていきます。自分のパートだけではなく、全部のシーンが本当に素敵です。実は、前回キャストの阿部顕嵐くんと一緒に食事をしたんです。「ここのシーンやってて楽しいよね」と共有できて、すごく楽しかった!顕嵐くんが温かく励ましてくれて、背中を押してくれたのが何よりも嬉しかったですね。前回の舞台は大阪公演を観に行ったのですが、お客としてしか観てなかったので、今更ながらにもっと詳しく観とけばよかった!とちょっと後悔してます(笑)。
外部の舞台は初めてですが、現場では莉子ちゃんも演出の方も関西の方なので、関西弁で明るくて楽しいから、もはや稽古場がホームという感じです。ホテルにいるとホームシックになりますね。でも、莉子ちゃんが最近標準語になってきて、東京に染まってきたなと感じてます(笑)。
ミュージカルは、原作よりも、キキとトンボの関係性がより深く現れています。トンボがキキに対して「LIKE」から「LOVE」に変わっていく瞬間を、キキとトンボが成長していく姿をぜひ見届けて欲しいです。
ミュージカル『魔女の宅急便』は、6月24日(日)まで東京・新国立劇場 中劇場にて、7月4日(水)・7月5日(木)に大阪・大阪メルパルクホールにて上演。
【公式HP】http://www.musical-majotaku.jp/
(撮影/梅村昌哉)