2018年5月26日(土)WOWOWライブにて元雪組トップスターの早霧せいなが主演したショー『Greatest HITS!』が、早霧と咲妃みゆの副音声解説付きで放送される。
2016年に雪組で上演された本作は、人々の心を酔わせ、躍らせる名曲の数々で構成。熱いエネルギーを放つソウルミュージックに乗せて繰り広げるプロローグから、誰もが知るクリスマスソングメドレーなど、今もなお愛され歌い継がれるナンバーに乗せて華やかなショーが繰り広げられた。
早霧と咲妃による副音声の収録は今回が2度目。前日に着ていく服を打ち合わせたという二人は、ともに春らしくパステルカラーのファッションでスタジオに現れ、リラックスした雰囲気で収録に臨んだ。
映像を見ながら互いに当時を振り返りつつトークをしていく早霧と咲妃。早霧のツッコミに咲妃が果敢に返す、ファンならおなじみの“夫婦漫才”のような掛け合いも随所に登場。ハロウィンやクリスマスなどをテーマにした演出を一視聴者として楽しんで鑑賞する姿も。「実映像を見ながら雪組の皆の歌声を聴くと勝手に当時がフラッシュバックされます。楽屋の風景や、袖でしていたこと、だいもん(望海風斗)と挨拶したり、猛ダッシュしていた記憶とか(笑)。五感で思い出せます」と早霧。咲妃は「約1年半前の公演なので、色々と思い出すスピードが速かったですね」とコメント。
この公演は二人が退団の意思をまだ公にしていない時に収録されており、当時の心境も振り返った。早霧は「ファンの皆さんに言えないもどかしさを抱えながら、逆に退団と関係ないところで無心に男役をやれる醍醐味を感じていた気がします。二人は退団を決めていましたが、それでも卒業するまではまだまだ一つになれるという感覚がありました」と語り、咲妃は「心がすごく幸せで、”ああすごく清々しい気持ちで卒業を迎えられるな”というのを感じていました。当時、二人で卒業についてお話しした時に、ちぎさんが『自分たちにとっては秒読み段階だけど、雪組は続いていく。そこに意識を持っていこうね』と言われて。その通りだと思いました。現在も望海さんの雪組が輝いていますし、そんな雪組の一部になれていたのが幸せです」と明かした。
退団して約10ヶ月が経過し、それぞれの場所で活動中の二人。ドラマ『越路吹雪物語』で初ドラマに挑戦した咲妃は、演技について考えるとき在団中の早霧のアドバイスを思い出す場面がなんどもあったと話し、早霧は本格的な女優業のスタートとなる5月からの主演舞台『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』について「まだ稽古に入っていないので(3月末時点)、ワクワクが90パーセントで不安が10パーセント。お芝居をしたいという衝動には駆られているので、課題は山ほどあると思いますが・・・咲妃さんにアドバイスをもらおうかな(笑)」と笑顔を見せた。
宝塚への招待『Greatest HITS!』ー早霧せいな×咲妃みゆ 副音声解説付ーは、WOWOWライブにて5月26日(土)17:25より放送される。
早霧主演ミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』は、5月19日(土)から5月27(日)まで大阪・梅田芸術劇場にて、6月1日(金)から6月10日(日)まで東京・赤坂ACTシアターにて、『咲妃みゆオーケストラコンサート “First Bloom”』は5月13日(日)に千葉・舞浜アンフィシアターにて上演される。
(写真/オフィシャル提供)