2017年9月11日(日)、東京・ユナイテッドシネマ豊洲にて、WOWOWで放送される『宝塚への招待「La Esmeralda」-早霧せいな×咲妃みゆ 副音声解説付-』の公開収録が行われ、ファンの大歓声の中、元宝塚歌劇団雪組トップスター早霧せいなと元トップ娘役の咲妃みゆが登壇した。「La Esmeralda(ラ エスメラルダ)」とは、ファンから“ちぎみゆ”と呼ばれる早霧と咲妃コンビ率いる雪組が、2015年に上演したラテンショー。華やかな衣裳、照明、音楽とパワフルかつスピード感あふれるダンスと歌が魅力の作品だ。
早霧と咲妃は、雪組カラーであり、かつ本作の衣裳をほうふつとさせるグリーンの洋服を着用して登壇。スタッフの指示を受け、壇上のソファーに分かれて腰を下ろした・・・が、早霧は一度立ち上がり、少し下がってしまった靴下を「うんしょ!」とめいいっぱいあげる仕草を見せ、改めて座り直す。その様子にファンから思わず笑い声が。
そして「La Esmeralda」副音声収録スタート。懐かしい映像に、「La Esmeraldaの衣裳は全部重かったね」「あーカッコイイ!」「この辺(ショーの前半)はまだ皆元気だったよね(笑)」などと当時を振り返る二人。特に咲妃が雪組のメンバーを観ては「わあ、○ちゃんだ!お元気かしら?」とふわっとつぶやく様子がファンのツボをくすぐるようで、咲妃の発言に会場から何度となく笑いが起きていた。
副音声収録の後はトークの収録へ。本番組恒例の○×コーナーでは退団後の生活の変化、ふとした瞬間や夢の中で宝塚時代の記憶がよみがえるのか、これから挑戦したいこと・・・などの質問に○と×の札を出して次々と答えていく二人。咲妃を「元嫁」と呼ぶ早霧と、「元旦那」早霧を在団中と変わらずほめまくる咲妃。その姿をほほえましく見つめているファンの笑顔が印象的だった。
二人はこれまでWOWOWの番組企画で、俳句もしくは川柳を詠む企画にも挑戦してきた。そのダイジェスト映像が流されると皆大笑い。そこからの流れで「今日の気分を一句」とスタッフから無茶振りが!!腕を組んでじっと考え込む早霧。ため息をつきながら指を折り、言葉をはめていく咲妃。二人はいったいどのような俳句を詠んだのか!?9月30日(土)の放送をどうぞお楽しみに。
収録後、早霧に話を伺った。男役として歌って踊る自分の映像を観たとき、「(映像の中の自分は)別の人でした。遠くにいましたね。すごく客観的に観ることができ、改めて宝塚の舞台の良さを感じました。“自分をふかんで観ている自分がいる”という不思議な感覚でした。たぶん気持ちよく卒業できたからなんでしょうね」と約2ヶ月前の退団を笑顔で振り返っていた。
『宝塚への招待「La Esmeralda」-早霧せいな×咲妃みゆ 副音声解説付-』は、9月30日(土)夜7:00からWOWOWライブにて放送される。また、同日夜6:00からは『宝塚プルミエール 早霧せいな退団スペシャル』が放送される。番組の詳細については公式ホームページ(http://www.wowow.co.jp/stage/takarazuka/)にてご確認を。