2017年8月に東京・博品館劇場にて『向日葵のかっちゃん』の上演が決定した。本作は、『おかあさんといっしょ』(NHK)内で放送された着ぐるみ人形劇『ぐ~チョコランタン』の脚本家としても知られる小説家・西川司の自伝小説を初舞台化するもの。時計も漢字も読めず、小学校低学年を支援学級で過ごした“かっちゃん”が、一人の熱血先生と出会い、勉強の楽しさを知り成長していく姿を描く。
脚本・演出はわかぎゑふ。主演となる熱血先生・森田先生役には『趣味の園芸』(NHK)の園芸王子として人気を博す三上真史が決定した。また“かっちゃん”のお母さん役は星野真里、校長先生役は酒井敏也、かっちゃん役は阿由葉朱凌と戸塚世那がWキャストで務める。このほか、西ノ園達大、高木稟、梅田悠、二瓶拓也も出演。
上演決定にあたり、主演の三上と原作者の西川からコメントが届いている。
◆三上真史(森田先生役)
子どもの可能性を信じて、教え育てることがいかに大切なことか。決めつけるのではなく、なぜそうなるのか分かるまで同じ目線で優しく熱く本気で向き合う。本来の教育のあり方、大人が大人であることの重要性を強く感じられる作品です。そして起きる奇跡。僕自身、森田先生のような大人でありたい。そんな森田先生役を、わかぎゑふさんの脚本・演出のもと、素晴らしいカンパニーでできることを心より嬉しく、誇りに思います。森田先生のように、本気で向き合います。よろしくお願いいたします。
◆西川司(原作者)
私の少年時代に本当に起きた小さな奇跡を描いた物語「向日葵のかっちゃん」(講談社)を刊行して、ちょうど十年という節目となる本年、こうして舞台となることは、この上ない喜びです。そしてまた、役者さんたちが演じてくれるこの物語は、文字で表現する小説とはまた別の感動を観客の皆様に与えてくれるものと確信しています。
『向日葵のかっちゃん』は8月23日(水)から8月27日(日)まで、東京・博品館劇場にて上演される。チケットは、6月17日(土)より一般開始予定。