2017 年4月に、大竹しのぶ主演、栗山民也演出で上演される舞台『フェードル』。2013年に『ピアフ』で演劇賞を総なめにした大竹と栗山のタッグが、本作で再び実現する。その追加キャストとして、平岳大、門脇麦、谷田歩、斉藤まりえ、藤井咲有里、キムラ緑子、今井清隆が出演することが明らかとなった。
フランスの劇作家ジャン・ラシーヌによるが古代ギリシャの三大詩人の一人、エウリピデスのギリシャ悲劇『ヒッポリュトス』から題材を得て創りあげた本作。「人間精神を扱った最高傑作」と言われ、名声に輝く立派な王の妻であるフェードルが、義理の息子に抱く禁断の恋が描かれている。
出演発表にあたり、大竹演じるフェードルが恋をする義理の息子イッポリット役を演じる平と、フェードルの恋敵でアテネ王家の血を引く王女アリシー役を演じる門脇からコメントが届いた。
◆平岳大(イッポリット役)
「あの芝居いつかやりたいなあ」と思っているうちに時間だけが過ぎ去ってしまい、気づくともう自分が対象年齢からはみ出している。そんなことは役者にとって日常茶飯事だ。しかし、ごく稀に奇跡が起こり、このわたしにも王子の役が舞い込んでくる事がある。しかも母親フェードルは大竹しのぶさんだ。もう死に物狂いでやるしかない。
◆門脇麦(アリシー役)
いつか思い切り古典作品に浸りたい、挑戦したいとずっと思っていました。
それが実現するだけでも嬉しいのに、まさか栗山さん大竹さんはじめとする憧れの方々とご一緒出来るなんて!幸せと高揚でワクワクする気持ちと同時に、今から気が引き締まる思いでいっぱいです。必死に食らいつきながら、先輩方から色々なことを学び、素敵な舞台になるよう、全力を尽くします。
舞台『フェードル』は、2017年4月8日(土)から4月30日(日)までに東京・Bunkamura シアターコクーンにて上演される。チケットは、2017年1月21日(土)より一般発売開始。