2015年12月19日(土)、東京・自由劇場にて、劇団四季によるファミリーミュージカル『エルコスの祈り』の最終舞台稽古が実施された。今回上演される『エルコスの祈り』は、近未来のとある学園を舞台に、問題児のレッテルを貼られた子供たちと、人間が忘れかけているという”心”を持ったロボット「エルリック・コスモス」(エルコス)との交流を描く四季オリジナルミュージカル。1984年の初演以来、全国ツアー公演を中心に1300回近く上演を重ね続けてきた。
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劇団四季のファミリーミュージカルは、半世紀に亘り次々と作品を創作しながら続いており、そのレパートリー数は30を越える。“生きていく上で大切なこと”がメッセージとして織り込まれた作品は、子供たちの情操教育という見地からも有効と高い評価を得てきた。
現在、首都圏における上演時には、「こころの劇場」と称した児童招待事業も行われている。これは、一般客にもファミリーミュージカルに触れる機会を増やしたいという思いから2005年から開始された取り組みで、春・夏・冬の児童長期休暇期に合わせて行われ、首都圏内外の幅広い客層に“ファミリー向けのレジャー”として親しまれている。
素敵な冬休みの思い出に、心温まるファミリーミュージカルを通して感動を味わってほしい。劇団四季 ファミリーミュージカル『エルコスの祈り』東京公演は、12月20日(日)から2016年1月11日(月・祝)までの上演される。