映画『ウォール・ストリート』や『ドラフト・デイ』などに出演しているベテラン俳優フランク・ランジェラが、ブロードウェイの舞台『The Father』に出演することが明らかとなった。米BROADWAY.COMが報じている。
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『The Father』の主人公は、自分の腕時計が見つけられずに、パジャマ姿で家の中をウロウロしている80歳の老人アンドレ。かつてダンサーとして活躍した彼は、成人した娘アンと彼女の夫と同居しているのか?それとも彼は昔エンジニアで、遠くに住んでいる娘が訪ねに来ているだけなのか?自分が分からなくなってしまった、アンドレの老いを描く作品だ。
1975年の『Seascape』と2002年の『Fortune’s Fool』の演技でトニー賞演劇部門助演男優賞を受賞、2007年には『フロスト×ニクソン』で同賞演劇部門主演男優賞に輝いたフランク。これまで3度もトニー賞に輝いた彼は、『The Father』で主人公アンドレを演じることとなる。
現在、ロンドンのウェストエンドで上演中のバージョンでは、映画『ザ・ヘラクレス』や『マレフィセント』などに出演した英俳優ケネス・クラナムが、アンドレ役で舞台に立っている。フランクが出演するブロードウェイ版はダグ・ヒューズによる演出で、サミュエル・J・フリードマンシアターにて2016年3月22日(火)よりプレビュー公演が始まり、4月12日(火)から本公演が開始する予定。